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8月10日 雪の宿の日

みやざき地頭鳥の日

 8月10日は雪の宿の日。より多くの人に「雪の宿」ブランドを知ってもらい、味わってもらうこための記念日。

 新潟県新潟市に本社を置き、米菓を中心とした食品を製造、販売する三幸製菓株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、宿(810)」の語呂合わせから、8月10日とした。

 ネーミングから冬のイメージが強い「雪の宿」を夏にも食べてほしいという願いも込められている。

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 雪の宿は、1977年に発売されて以来、日本国内で広く親しまれているお菓子の一つです。この米菓は、塩味のサラダせんべいに砂糖蜜をかけたという当時としては画期的な味わいで、甘じょっぱいその風味が多くの消費者に受け入れられました。

 開発の過程では、油分の多いサラダせんべいに砂糖蜜をうまく付着させることが大きな課題でした。その解決のために、開発担当者は地元新潟の老舗ケーキ屋で修業をし、おせんべいと生クリームを組み合わせたレシピを研究し、製造技術を習得しました。この工夫が、後に雪の宿の美味しさを支える重要な要素となりました。

 ネーミングの面白いエピソードもあります。本来「雪見宿」と名付けられるはずだったこの商品名は、社長が出張先で降り積もる雪を見てインスピレーションを受けたものでした。しかし、通信時の聞き間違いにより「雪の宿」という名前で登録されてしまいました。このユニークな誤解が、結果的には親しみやすいブランド名となり、多くの人々に愛される要因の一つとなっています。

 雪の宿はパッケージのデザインが時代と共に変化してきましたが、その本質的な味わいとコンセプトは維持され続けています。サラダ味としょうゆ味のバリエーションがあり、どちらも独特の甘塩っぱさが特徴です。消費者に愛され続ける雪の宿の味は、そのまま日本のお茶の間の定番として、また様々な世代に渡って親しまれるお菓子として、その地位を確立しています。

記念日とかいろいろ

8月10日の記念日