9月1日 マテ茶の日
9月1日はマテ茶の日。鉄分、ミネラル、カルシウムが豊富に含まれ、紅茶、コーヒーとともに、世界三大飲物のひとつとされるマテ茶の普及を目的に、日本マテ茶協会が制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、マテ茶の生産国であるアルゼンチンで、その年の収穫祭が9月1日に行われることから、9月1日とした。
マテ茶とは
主に南米のアルゼンチン、ブラジル、パラグアイなどで生産されているお茶。鉄分やカルシウムを始めとしたミネラルの含有量が高く、ビタミンはAとBを多く含んでいる。また、葉緑素も豊富に含むことから、「飲むサラダ」と呼ばれる事もある。
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マテ茶は、アルゼンチン、ブラジル、パラグアイといった南米の国々で伝統的に愛されている飲料で、モチノキ科の植物から作られます。この茶は、その栄養価の高さと独特の風味で知られ、多くの地域で「飲むサラダ」とも称されています。
マテ茶の製造過程は独特であり、収穫された葉と枝をサペカードと呼ばれる方法で直火で加熱し、短時間で脱水させた後、さらに細かく粉砕し、長期間熟成させて品質を高めます。この製法により、マテ茶はそのクリーミーな口当たりと濃厚な味わいを持つようになります。
健康面では、マテ茶に含まれるカルシウム、マグネシウム、鉄分、食物繊維などのミネラルが豊富で、これらは特に肉中心の食生活を送る南米の人々にとって重要な栄養源となっています。また、ビタミンA、C、E、B群といった必須ビタミンも含まれており、これらは抗酸化作用や免疫力向上に寄与します。
マテ茶はグリーンタイプとローストタイプに大別され、グリーンタイプは未焙煎で草本的な味わいが特徴であり、ローストタイプは焙煎によって香ばしさが加わり、より飲みやすい味わいとなります。どちらのタイプも南米を中心に世界各国で愛飲されており、特にブラジル、アルゼンチン、パラグアイでは国民飲料としての地位を確立しています。
このように、マテ茶はその栄養的な豊富さと独特の文化的背景を持つ飲料であり、現代においてもその人気は衰えることがありません。南米から世界へと広がりを見せるマテ茶は、健康志向が高まる中でさらにその需要が拡大していると言えるでしょう。