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~今日は何の日?~

9月6日 黒の日

クロイサの日
引用元:大口酒造株式会社

 9月6日は黒の日。2017年に芋焼酎「黒伊佐錦」が発売開始から30年になることを記念し、よりいっそうの黒文化を楽しんでもらうために、鹿児島県伊佐市で芋焼酎「黒伊佐錦」などを製造販売する酒造メーカー大口酒造が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(96)伊佐錦」の語呂合わせから、9月6日とした。

 白麹での焼酎造りが主流であった1987年に、特有のコク、甘味をもつ黒麹を使用した「黒伊佐錦」発売。黒という文字を入れることで力強さと男らしさを表現し、毛黒和牛、黒豚、黒酢など鹿児島を代表する黒文化の先駆けとなった。

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 黒伊佐錦は、鹿児島県を代表する本格焼酎ブランドの一つで、黒麹を用いた伝統的な製法で作られています。この焼酎は、麹造りにおいて伝統的な黒麹菌を使用し、本格焼酎における黒ブームの先駆けとなった製品です。黒麹を使用することで、まろやかな口あたりとやわらかな香り、そして深いコクを持つ焼酎が生み出されます。

 黒麹菌を用いた焼酎の製造は、温度管理が難しく、また麹の胞子が作業場に飛び散るなど、製造過程において多くの課題がありました。しかし、黒麹特有の味わいは非常に魅力的であり、製造技術の進歩により安定した麹作りが可能になったことや、消費者の焼酎に対する多様な嗜好の変化により、再び黒麹の特性が見直されてきました。

 黒麹菌には、アワモリコウジカビが用いられており、クエン酸発酵が盛んで、もろみを酸性に保ち雑菌の繁殖を抑制する効果があります。これにより、比較的気温の高い地域でのアルコール醸造に適しているとされています。黒伊佐錦は、この黒麹の特性を活かし、独自の美味しさを追求しています。

 黒伊佐錦は、昭和62年(1987年)3月15日に誕生し、以来、お湯割りはもちろん、水割りやロックでの楽しみ方を提案し、和食・洋食・中華などさまざまな料理との相性も抜群です。その豊かな味わいと香りは、多くの人々に支持されています。

 黒伊佐錦の誕生以来、黒麹を用いた焼酎は、その個性的な味わいで多くの焼酎ファンを魅了し続けています。この焼酎は、日本の豊かな食文化を彩る一つの要素として、これからも多くの人々に愛され続けることでしょう。

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