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9月6日 黒豆の日

黒豆の日

 9月6日は黒豆の日菊池食品工業株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(96)」の語呂合わせから、9月6日とした。

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 黒豆(くろまめ)、または黒大豆(くろだいず)は、大豆(ダイズ)の品種の一つで、種皮が黒色を呈することが特徴です。この黒色は、種皮に含まれるアントシアニン系の色素によるもので、これが黒豆にその特有の外観を与えています。この色素は抗酸化作用があり、多くの健康効果をもたらすことが知られています。

 黒豆は栄養価においても通常の黄大豆と同等であり、高いタンパク質含有量を持つことから「畑の肉」とも称されます。さらに、黒豆はポリフェノールを豊富に含んでおり、これが抗酸化作用を提供し、老化防止や血流改善、血圧抑制に寄与します。最近の研究では、これらのポリフェノールが内臓脂肪の減少や高血糖の抑制に効果的であることも示されており、抗メタボ効果も期待されています。

 歴史的には、黒豆は平安時代から日本で栽培されており、特に江戸時代にはお正月のおせち料理に使われる煮豆として広く食べられていました。主な産地としては、兵庫県の丹波地方や北海道が知られており、特に「丹波黒」は高級品として評価されています。

 黒豆は煮豆としての利用が最も一般的ですが、枝豆として食べられることもありますし、納豆や豆腐としての加工用途もあります。その用途の広さと栄養の豊富さから、黒豆は日本の食文化において重要な位置を占めています。

 総じて、黒豆はその栄養価、健康効果、そして文化的重要性から、日本だけでなく世界的にも注目される食材です。美味しさと健康効果を兼ね備えた黒豆を日常の食生活に取り入れることで、より豊かな食生活が実現可能です。

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