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9月8日 休養の日

 9月8日は休養の日。「積極的休養」の考え方を広く普及し、休養の大切さ再認識してもらおうと、回復を目的とした積極的な「休養=リカバリー」への取り組みを行う一般社団法人日本リカバリー協会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、休養(98)」の語呂合わせから、9月8日とした。

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 アクティブレスト、または積極的休養は、疲労回復を目的とした活動で、通常の休息(安静にすること)とは異なり、軽い運動を取り入れることで血流を改善し、疲労物質の排出を促進します。この方法は、特にスポーツ選手が試合やトレーニングの間に疲労を効率良く抜くために用いられますが、一般の人々の健康管理にも非常に有効です。

 アクティブレストの基本的なコンセプトは、「動くことで回復する」というものです。具体的には、息が上がらない程度の軽い有酸素運動を行い、呼吸循環器系の活動を促進させます。この運動により、筋肉のポンプ機能が活性化され、静脈血流が促進されて心臓への血液の戻りがスムーズになります。その結果、疲労物質が体外に排出されやすくなり、むくみや疲労の回復が早まるのです。

 アクティブレストの効果は多岐にわたります。筋肉痛の早期緩和や筋肉ケアの向上が期待できるほか、セロトニンの適正な分泌を促すことで心身のコンディションを整える効果があります。セロトニンは、過度に増加すると疲労を招く一方で、不足すると抑うつ感や不眠を引き起こすことが知られています。アクティブレストは、これを適切なレベルに保つことで、自律神経のバランスを整える助けとなります。

 また、軽めの運動を行うことでカロリー消費を促進し、代謝を高める効果もあります。これにより、休息を取りながらも体を活性化し、よりフレッシュな状態で次の活動に臨むことが可能となります。

 積極的休養は、ただ単に体を動かすだけでなく、その質と量を適切に管理することが重要です。適度なアクティブレストは、疲労回復だけでなく、全体的な健康維持に寄与するため、日常生活においても意識して取り入れると良いでしょう。

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