9月8日 ファイバードラムの日
9月8日はファイバードラムの日。主に粉体状のものを入れ産業用包装資材として幅広く利用されている紙製のドラム缶・ファイバードラムをより多くの人に知ってもらう事を目的に、日本で初めてファイバードラムを開発・製造している太陽シールパック株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、 太陽シールパックの設立日（1955年9月8日）から、9月8日とした。
ファイバードラムとは
紙で作られたドラム缶で、軽量、分別リサイクルがしやすい。主に粉体状の化学品や医薬品、食品の、国内輸送、海外輸送時の容器として使用される。太陽シールパックが日本国内のシェアの40%程度を占めている。
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ファイバードラム、この名前を聞くと何やら専門的で、身近ではないかのように感じるかもしれませんね。しかし、実は我々の生活の中で、知らず知らずのうちに大いに役立っているアイテムなのです。ファイバードラムとは、一言でいうと「紙製のドラム缶」のこと。その名の通り、主に強度の高いクラフトライナーと呼ばれる材質で作られており、化学品や医薬品といった粉体状の物質の輸送に広く用いられています。
このドラム缶の最大の魅力は、何と言ってもその軽さ。金属やプラスチック製の容器に比べて格段に軽量であるため、輸送時のコストを大きく削減できる点が大きな利点です。さらに、コストパフォーマンスの高さも見逃せません。低コストでありながら、必要にして充分な強度を持っているため、経済的かつ実用的な選択となるのです。
環境への配慮もこのドラム缶の重要な特徴の一つです。紙製であるため、リサイクルが容易であり、廃棄時においても環境への負担が少ないという点が挙げられます。また、ファイバードラムはその用途の多様性においても非常に優れています。10リットルから250リットルまでという幅広い容量を選べるだけでなく、防水加工や防湿加工、蓋や胴部への印刷、全面塗装、シール貼りなど、お客様のニーズに合わせたカスタマイズが可能です。これにより、医薬品や化学品のみならず、食料品や鋼材など、様々な物資の保管や輸送に対応できるのです。
つまり、ファイバードラムはその軽量性、経済性、強度、環境への優しさ、カスタマイズの容易さなど、多くの利点を兼ね備えた包装材料です。これらの特性が組み合わさることで、日々の物流がより効率的かつ環境に優しい方法で行われるように貢献しています。時には目にすることはあってもその重要性に気づかないこともあるファイバードラムですが、現代社会において欠かせない存在なのです。
