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9月8日 マスカラの日

 9月8日はマスカラの日。マスカラ商品の販売促進と、マスカラを使って女性たちにもっと美しくなってもらおうと、化粧品、化粧雑貨などの企画・製造・販売を手がける株式会社ディー・アップが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、まつげにマスカラを塗ることで目が印象的になり大きく見えることから、(9)ッキリ(8)っちり」の語呂合わせで、9月8日とした。

マスカラの豆知識

マスカラの日

 マスカラは、「仮面」という意味のスペイン語"máscara"が語源。

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 マスカラは、睫毛を美しく見せるための化粧品で、睫毛を濃く、長く、またはカールさせて目もとを際立たせる効果があります。一般的に、マスカラは液体、固形、クリームの3つのタイプに分類され、使用するシーンや好みに応じて選ぶことができます。

 マスカラの主な成分には顔料、水分、増粘剤、皮膜剤、保存料などが含まれています。顔料は睫毛に色を付ける役割を担い、ブラック、ブラウン、ネイビーなど多様な色彩が提供されていますが、透明のマスカラも存在し、自然な仕上がりを求める場合に使用されます。増粘剤と皮膜剤はマスカラが睫毛にしっかりと絡みつくようにし、美しい仕上がりを長時間保持するための重要な役割を果たしています。

 マスカラの塗布方法も多様で、標準的なブラシタイプのアプリケータのほかに、細かい部分や目尻に塗りやすい細いアプリケータがあります。また、睫毛をカールさせるためには、ビューラーで事前に形を整え、その後マスカラを塗布します。マスカラが完全に乾くまでの間は、他のメイクアップ製品の使用が困難になることがあるため、通常はアイシャドウなどのアイメイクが完了してからマスカラを使用することが推奨されます。

 マスカラの歴史は、1913年にアメリカで薬剤師のトーマス・L・ウィリアムスが妹のために最初のマスカラを作り出したことに始まります。このシンプルな発明が、後に世界的な化粧品ブランド「メイベリン」の起源となりました。ウィリアムスは、石炭粉とワセリンを混ぜ合わせることで、睫毛を目立たせる効果を発見し、これが現在に至るまで多くの改良を経てきました。

 現代のマスカラは、防水性や抗汗性、さらには簡単に洗い流せるタイプなど、さまざまなニーズに応える製品が開発されています。水や涙に強いウォータープルーフタイプは、泣いたり雨に濡れたりした際にもにじみにくいため、多くの人々に選ばれています。しかし、これらは目に入ると刺激を与えることがあるため、使用時には注意が必要です。

 これらの特性により、マスカラはただの化粧品を超え、表情を豊かにし、目元を印象的に見せるための不可欠なツールとなっています。美しく、魅力的な目もとを演出するために、適切なタイプと色の選択、正しい使用法が大切です。そして、それが全ての女性にとって自信と美しさの源泉となるでしょう。

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