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~今日は何の日?~

9月10日 クラウドの日

 9月10日はクラウドの日。いつでもどこでも、オンデマンドでコンピューターリソースを利用できるクラウドの魅力を紹介し、クラウドの利用を促進するために、クラウドコンピューティング事業、データセンター事業などを手がける株式会社IDCフロンティアが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(9)ラウ(10)」の語呂合わせから、9月10日とした。

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 クラウドとは、インターネットを介して、サーバーやストレージ、アプリケーションなどのコンピューティングリソースをオンデマンドで提供するサービスの総称です。これにより、個人や企業は、物理的なインフラストラクチャーやソフトウェアを自身で所有、管理することなく、必要なコンピューティングリソースを利用できるようになります。クラウドコンピューティングの概念が提唱されて以来、その利便性やコスト効率の良さから、IT業界に革命をもたらしました。

 クラウドコンピューティングの最大の特徴は、ユーザーが必要とするサービスをインターネットを通じていつでも、どこでも、どのデバイスからでもアクセスできる点にあります。これにより、ITリソースの利用効率が格段に向上し、スケーラビリティや柔軟性が高まりました。企業は、事業の規模やニーズに応じてリソースを迅速に調整できるため、IT投資の初期コストを大幅に削減することが可能になります。

 クラウドサービスは大きく分けて、インフラストラクチャーとしてのサービス(IaaS)、プラットフォームとしてのサービス(PaaS)、ソフトウェアとしてのサービス(SaaS)の3つのモデルがあります。これらはそれぞれ、物理的なサーバーやストレージ、開発プラットフォーム、アプリケーションソフトウェアを提供することで、企業や個人がITリソースをより効果的に利用できるよう支援します。

 クラウドコンピューティングの誕生以来、この技術は急速に進化を遂げ、多様な業界でのデジタルトランスフォーメーションを加速させています。ビッグデータ分析、人工知能(AI)、機械学習などの先端技術と組み合わせることで、未来のイノベーションを支える基盤となっています。クラウドの普及は、私たちの働き方や生活スタイルにも大きな変革をもたらしており、これからもその可能性は無限に広がっていくことでしょう。

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