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~今日は何の日?~

9月12日 宇宙の日

 9月12日は宇宙の日科学技術庁(現・文部科学省)宇宙科学研究所(現・宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所)が制定した。

 日付は、毛利衛が日本人として初めてスペースシャトルに搭乗して飛び立った日である、9月12日とした。

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 宇宙は、星、惑星、銀河、星雲、ブラックホール、ダークマター、ダークエネルギーなどを含む広大な空間で、すべての物質とエネルギーの総体です。宇宙の始まりは約138億年前に起こったビッグバンとされており、この時に宇宙は極めて高温高密度の状態から急激に膨張し始めました。現在も宇宙は拡大を続けていると考えられています。

 宇宙の大部分は見ることのできない「暗黒物質」と「暗黒エネルギー」によって構成されており、これらは宇宙の動きに影響を与えていますが、その正体はまだ完全には解明されていません。暗黒物質は重力の影響を及ぼすものの、光を発しないため直接観測することができず、暗黒エネルギーは宇宙の加速的な膨張を引き起こしているとされています。

 私たちの地球を含む太陽系は、銀河系と呼ばれる銀河の一部であり、銀河系は約2000億個の星々と無数の他の天体から構成されています。銀河系自体も、他の銀河とともに局所銀河群を形成し、これがさらに大規模な宇宙構造の一部となっています。

 宇宙探査は、人類が宇宙の謎を解明するための重要な手段であり、多くの探査機や望遠鏡が宇宙のさまざまな領域を観測しています。これらの科学的探究によって、宇宙の起源や構造、大規模な現象についての知識が広がり、新たな理論が提唱されています。

 宇宙の究極の運命は未だに大きな疑問の一つです。現在のところ、宇宙が永遠に拡大し続けるのか、あるいはいつか収縮を始めるのか、または別の形で終焉を迎えるのかについては、科学者たちも結論を出していません。宇宙の未来を探求することは、人類の科学技術の進歩とともに、これからも続いていくでしょう。

記念日とかいろいろ

省庁などが作った記念日