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~今日は何の日?~

9月20日 空の日

 9月20日は空の日。日野・徳川両陸軍大尉が代々木練兵場にて日本で最初の動力飛行を披露した1910年(明治43年)からちょうど30周年になることと、紀元2600年を記念して、航空関係省庁間協議で「航空日」が制定された。

 その後の1992年(平成4年)、民間航空再開40周年を記念すると同時に民間航空の意義と役割について広く国民の理解を得ていくためにも、より親しみやすい名前をということで「空の日」に改名された。

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 航空機は、空を飛ぶために設計された乗り物で、商業的、軍事的、レクリエーショナルな目的で広く使用されています。航空機の主要なカテゴリーには、固定翼機と回転翼機(ヘリコプター)があります。固定翼機は、その名の通り固定された翼を持ち、空気の流れを受けて揚力を生み出すことで飛行します。一方、ヘリコプターは、回転する翼(ローター)を使用して揚力を生成し、垂直に離着陸する能力を持っています。

 航空機の歴史は、1903年にライト兄弟が初の動力飛行に成功したことに始まります。この飛行は人類が空を飛ぶ夢を実現した象徴的な出来事で、以降、航空技術は急速に発展しました。第一次世界大戦と第二次世界大戦を通じて、航空機は軍事的な用途でも大きくその能力を発揮し、戦後は商業航空が急成長しました。

 現代の航空機は高度な技術と複雑なシステムで構成されており、安全性の向上、燃料効率の改善、排出ガスの削減に向けた技術革新が進められています。ジェットエンジンは航空機の主要な推進力となっており、長距離の飛行や高速での移動を可能にしています。また、コンピュータ制御の航空機管理システムは、飛行の安全性と効率性を大幅に向上させています。

 航空機の利用は、世界のつながりを強化し、国際的な交流を促進する重要な手段です。また、災害救助や医療支援といった緊急時の対応にも不可欠で、多岐にわたる場面で人々の生活や社会に貢献しています。航空業界は引き続き技術革新が求められる分野であり、環境への影響を考慮した持続可能な発展が今後の大きな課題となっています。

記念日とかいろいろ

省庁などが作った記念日