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9月23日 国生みの日

 9月23日は国生みの日。『古事記』などに記載されている国生み伝承の地・淡路島が「国生みの島・淡路」として2016年に日本遺産に認定されたことと、地元の伊弉諾神宮に、宮崎・高千穂神社、島根・出雲大社に伝わる神楽を招き「三大神話神楽祭」が行われることなどをPRするために、兵庫県淡路市のくにうみ神話のまちづくり実行委員会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、「三大神話神楽祭」が行われる日であることと、(92)(3)」の語呂合わせから、9月23日とした。

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 淡路島は、日本の国生み神話において最初に誕生したとされる非常に重要な島です。この神話は『古事記』や『日本書紀』に詳細に記されており、創造の神々である伊邪那岐命と伊邪那美命が天の浮橋から日本列島の創造を始めたとされています。神々が海をかき混ぜ、その矛から滴り落ちた最初の滴が固まって生まれた島がおのころ島、すなわち淡路島とされています。

 淡路島は、その後に生まれた四国、隠岐島、九州、壱岐島、対島、佐渡島とともに、「大八島国」と称される日本列島の中核を形成します。淡路島が最初に誕生した島という神話は、淡路島の文化や歴史のアイデンティティにとって非常に重要です。

 淡路島の位置は、瀬戸内海の東部にあり、兵庫県に属しています。この地理的な位置から、古代から海上交通の要所として、また豊かな自然資源を背景に多くの人々が生活してきました。特に海人と呼ばれる海の民は、航海術や塩作りに長け、古代日本の政治や経済に大きく寄与しました。

 現在、淡路島は自然景観の美しさや、食文化、そして豊かな歴史が魅力の観光地としても知られています。多くの神社や史跡があり、特に国生みに関連する神話の舞台として、伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)などが有名です。この神社は、国生み神話の神々を祀っており、多くの参拝者で賑わいます。

 おのころ島についての所在には複数の説が存在しますが、南あわじ市榎列のおのころ島、南あわじ市の沼島、淡路町の絵島、または淡路島全体とする説などがあり、それぞれに根強い支持があります。いずれにせよ、淡路島は日本の歴史や文化において象徴的な存在であり、多くの人々にとって特別な意味を持つ場所です。