9月16日 アサイーの日
9月16日はアサイーの日。美と健康に良いとされる「アサイー」の魅力を伝えることと、そのアサイーが世界へ輸出されるようになった背景には日本移民の「アサイー」の産業化への尽力があったことを伝えるために、アマゾンフルーツなどの輸入販売を手がける株式会社フルッタフルッタが制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、第一回移民船がアマゾン川河口の都市ベレンに到着した日(1929年9月16日)にちなんで、9月16日とした。
アサイーについて
アマゾン地帯の水べりに生育するヤシ科の植物。1株から複数の幹が生え、高さは20mを超える。果実は直径1㎝程度で、そのうち約食べられる果肉はわずか5%ほどしかない。
◆◆◆
アサイーはブラジルのアマゾン地域を原産とするヤシ科の植物で、非常に栄養価が高いことから「スーパーフード」として広く認知されています。この植物は最大で25メートルの高さに成長し、大きな葉と黒紫色の実をつけます。アサイーの実は、その外見がブルーベリーに似ており、食用とされる部分は実の約5%しかないにもかかわらず、豊富な栄養素を含んでいます。
アサイーは特にアントシアニンを含むポリフェノールが豊富で、これが強力な抗酸化作用を持つとされています。アサイーの深い紫色は、これらのポリフェノールの豊富さを示しており、過酷な環境下での生育が、これらの成分をより多く蓄える一因となっています。また、鉄分、カルシウム、マグネシウム、ビタミンE、オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)、オメガ9脂肪酸(オレイン酸)なども豊富に含まれており、これらがアサイーを健康と美容をサポートする食品として推奨しています。
味わいについては、アサイー自体は甘みや酸味がほとんど感じられないため、クセがなく食べやすい特性を持っています。しかし、わずかに感じる渋みやオリーブオイルを思わせるコク、若葉のような香りが、アサイーを使用した食品やドリンクに独特の深みと味わいをもたらします。そのため、スムージーやボウル、ジュースなどに使われることが多く、これらのメニューにおいてアサイーは特別な風味を加える役割を果たしています。
アサイーはその栄養価の高さと独特な風味で、世界中で人気を博しており、健康志向の高い人々に特に支持されています。現代では多くのスーパーマーケットやヘルスフード店で手軽に購入することが可能で、日々の健康管理と美容のために利用されています。