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9月29日 つづく服。の日

 9月29日はつづく服。の日。素材の提供者、生産者、販売者、消費者などがそれぞれの立場でサステナビリティを実現することがファッションの未来に欠かせないと考え、サステナブルな暮らしの楽しさや素晴らしさを発信して、一人でも多くの人にその大切さに気付いてもらい、行動してもらうために、ファッションアイテムの製造販売を手がける株式会社ビームスが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、「つづく服(929)」の語呂合わせから、9月29日とした。

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 ファッション業界におけるサステナビリティの実現は、素材の提供者から生産者、販売者、消費者まで、すべての関係者が連携して取り組むことが不可欠です。素材の提供者は、環境に配慮した原材料の選択や、持続可能な方法での資源の採取を心がけることが求められます。例えば、オーガニックコットンの栽培や、リサイクル可能な素材の開発に努めることで、生態系の維持に寄与し、業界全体の環境足跡を軽減する効果が期待できます。

 一方で、生産者は労働条件の改善とエネルギー効率の良い生産プロセスの導入を推進することが重要です。これにより、従業員の権利と福祉が守られると同時に、生産活動が地球環境に与える影響を最小限に抑えることができます。また、販売者は持続可能なファッションへのシフトを支援するために、透明性の高い情報提供と環境に優しい商品の積極的な取り扱いを行うべきです。消費者に対して製品の生産背景や素材の出所について明確に伝えることで、意識の高い選択を促すことができます。

 最終的に消費者も、購入する製品の選択においてサステナビリティを重視することが求められます。エコフレンドリーな製品を選ぶこと、使用後のリサイクルやリユースに努めることが、持続可能な消費行動の実現に繋がります。消費者一人ひとりが環境への影響を考えたファッション選びをすることで、市場における持続可能な製品の需要が高まり、業界全体の持続可能性が向上するでしょう。

 このように、素材の提供者から消費者に至るまで、それぞれの立場でサステナビリティを意識し、具体的な行動に移すことが、ファッションの未来を支えるためには不可欠です。各ステークホルダーが協力し合いながら、環境と社会に配慮したファッション産業の構築に努めることが求められています。

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