9月15日 ニュータウンの日
9月15日はニュータウンの日。千里ニュータウンは日本のライフスタイルを変えた実験的・計画的な住宅都市で日本初の大規模ニュータウンであり、記念日を通して開発者・行政・住民が一体となって取り組んできたこのチャレンジを忘れずにその精神を未来へと繋いでいこうと、大阪府吹田市の千里ニュータウンにおける「まちづくり」の文化的な記録・記憶の継承とその魅力を発信する一般財団法人千里パブリックデザインが制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、千里ニュータウンに初めて住民が入居し、その生活が始まった日(1962年9月15日)から、9月15日とした。
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千里ニュータウンは、1962年に開かれた日本初の大規模ニュータウンで、大阪府吹田市に位置しています。このニュータウンは、その優れた立地により長年にわたって多くの人々に利用され、発展を続けてきました。しかし、都市の再生と持続的な魅力の創出は、単に新しさを追求するだけではなく、地域固有の文化や歴史をどのように活かし継承していくかが重要です。
千里ニュータウンは、人々が長年にわたって愛着を持ち続けている「最初のニュータウン」としての個性と、常に新しい動きがありオープンな雰囲気を持っています。このような背景のもと、吹田市は「吹田市立千里ニュータウン情報館」をはじめとする複数の情報発信拠点を設け、地域の記憶や成果を展示し公開しています。
地域の記憶の継承と発展を目的に、任意団体が設立され、その活動を通じて千里ニュータウン展などの企画展が成功を収めました。また、開発関係者の高齢化や資料の散逸が進む中、これらの文化的資産や知識を未来にわたって保存し活用するために、一般財団法人千里パブリックデザインが設立されました。この組織は、行政との協力のもと、千里ニュータウンが持つ文化的な価値を再発見し、将来のまちづくりに役立てることを目指しています。