9月7日 近江ちゃんぽんの日
9月7日は近江ちゃんぽんの日。「ちゃんぽん亭総本家」の原点である「麺類をかべ」で近江ちゃんぽんが生まれて2023年で60年になるのを機に、その美味しさをより多くの人に知ってもらおうと、「ちゃんぽん亭総本家」などを展開するドリームフーズ株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、近江ちゃんぽんは野菜をたっぷりと麺の上に載せていることから、週間カレンダーで「野菜の日(8月31日)」の真下にくる、9月7日とした。
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近江ちゃんぽんは、滋賀県彦根市発祥のご当地グルメで、関西地区を中心に人気を博しています。この料理は1963年に「麺類おかべ」で誕生し、彦根市内を始めとして滋賀県全域に広まり、近江ちゃんぽんとして知られるようになりました。
この料理の特徴は、長崎ちゃんぽんと比較して、使用される麺が通常の中華麺であること、スープが鰹と昆布の和風だしであること、海鮮ではなく豚肉とたっぷりの野菜が主な具材であることです。また、味わいはあっさりしており、お酢を加えて食べるのが一般的です。
具体的には、手鍋で仕上げられるスープは野菜の甘みと肉のうまみが乳化し、黄金だしとして仕上がります。このだしは、近江鶏のガラや道南産昆布、様々な削り節を使用し、特級金印醤油と合わせることで香り高く上品な味わいになっています。
使用される麺は、特注の小麦粉から作られた18番ストレート麺で、中加水で練り上げられ、熟成された麺はスープとよく絡みます。具材には、かぶり肉と呼ばれる豚の希少部位が使用され、これがちゃんぽんの風味を一層引き立てます。