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9月27日 「信州 火山防災の日」

「信州 火山防災の日」
引用元:長野県HP

 9月27日は「信州 火山防災の日」。長野県は浅間山、御嶽山、焼岳、乗鞍岳などのある全国有数の火山県であり、過去にも幾度となく火山災害が発生している。2014年(平成26年)9月27日には御嶽山の噴火により多数の登山者が巻き込まれる甚大な被害がもたらされた。その御嶽山噴火災害を風化させることなく、火山防災に係る意識の向上と防災対策の推進に継続的に取り組み、併せて火山及び周辺地域の魅力発信による地域振興に寄与するのが目的。

 気候変動についての報道をさまざまな形でサポートしている長野県(阿部守一知事)が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、御嶽山噴火災害が発生した日(2014年9月27日)にちなんで、9月27日とした。

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 「信州火山防災の日」の制定は、長野県が直面している火山活動のリスクに対応し、県民および訪問者の安全を確保するための取り組みの一環です。長野県は日本国内でも数少ない多数の活火山を有する地域であり、これには浅間山、焼岳、乗鞍岳、御嶽山などが含まれます。これらの火山からの噴火は過去に甚大な被害を引き起こしており、特に2014年の御嶽山の噴火では多くの登山者が犠牲になる大惨事となりました。

 この悲劇を教訓に、長野県は火山災害への備えとして、「信州火山防災の日」を制定しました。これは、火山噴火によるリスクを理解し、適切な防災対策を講じることを目的としています。

 これには、火山マイスターによる教育プログラムの実施、御嶽山ビジターセンターでの火山防災展示、市町村や関係団体と連携したイベントの開催などが含まれます。また、火山防災の重要性を広く伝え、火山災害による被害を最小限に抑えるための知識と技術の普及が図られています。

 さらに、長野県は火山防災に関する研究や知見の集積にも力を入れており、名古屋大学と協力して御嶽山火山研究施設を運営するなど、科学的なアプローチによるリスクマネジメントの強化にも注力しています。これにより、火山活動の監視と評価の精度が向上し、より迅速かつ的確な対応が可能になっています。

 「信州火山防災の日」の取り組みは、火山と共生する地域社会の構築を目指しており、長野県が「火山防災先進県」として自らの役割を果たすことを目標にしています。これらの活動は、住民や訪問者が火山の美しさを安全に楽しむことを支援し、同時に火山災害に対する備えを向上させることに貢献しています。

記念日とかいろいろ

地方自治体が作った記念日