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10月15日の誕生花 キンモクセイ

10月15日の誕生花 キンモクセイ
ウィキペディアより

 キンモクセイは、中国原産のモクセイ科の植物で、金色に輝く鮮やかなオレンジ色の小花を秋に咲かせます。その甘く強烈な香りは遠くまで届き、日本の秋の風物詩として広く知られています。高さは通常は4メートルほどですが、最大で10メートルから18メートルに達することもあります。葉は対生し、長めの楕円形か広披針形で、葉縁は波打ち、微細な鋸歯があります。なお、キンモクセイの花の主成分はβ-イオノン、リナロール、γ-デカラクトン、リナロールオキシド、cis-3-ヘキセノールなどで、これらの成分があわさってその独特な香りを形成しています。

花言葉

 キンモクセイの花言葉は、「真実の愛」です。この花言葉は、キンモクセイが一度に大量に花を咲かせ、その香りが遠くまで広がる様子から、愛の感情が揺るぎなく広がっていく様を表しています。そして、その花があっという間に散ってしまうのは、愛が一瞬にして消え去ることはなく、花が散った後も根深く存在し続けることを象徴しています。

メッセージ

 キンモクセイを贈るときのメッセージは、「あなたへの愛は永遠です」です。これは、花言葉の「真実の愛」を具現化したもので、愛の感情が決して揺らがないことを伝えます。また、キンモクセイの香りが秋の風に乗って遠くまで広がるように、愛の感情も相手に伝わることを願っています。

名称

 キンモクセイの和名の由来は、樹皮が動物のサイ(犀)の足に似ていることから中国で「木犀」と名付けられ、ギンモクセイの白い花色に対して、橙黄色の花を金色に見立ててキンモクセイと名づけられました。その強烈な香りから、日本の三大芳香木の一つに数えられ、庭園樹や街路樹としてよく植えられています。

文化

 キンモクセイは中国や日本では古くから香りの素材として利用されてきました。その強い香りは、食品や化粧品、芳香剤などに用いられ、また、乾燥させた花はポプリとして使われます。さらに、花のエキスを利用したお酒、桂花酒も作られ、その香りを楽しむ文化があります。また、花の美しさと香りの強さから、詩や歌、文学などで度々引用され、秋の情緒や哀愁を象徴する存在として扱われてきました。

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