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8月8日 蝶々の日

蝶々の日

 8月8日は蝶々の日。蝶々の美しさなどの魅力を伝えるために、沖縄県本部町の観光施設・琉宮城蝶々園が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、8の字を横にすると蝶々の姿に似ていることと、蝶々の食べ物が葉っぱであるという理由から、8月8日とした。

 琉宮城蝶々園には自然を利用した500坪の「蝶々ハウス」があり、亜熱帯植物や原色の花々が咲き乱れ、本土では見られないオオゴマダラが乱舞する姿を見ることができる。琉宮城蝶々園は閉園した。

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 チョウは、春から秋にかけて多く見られる、美しい翅を持つ昆虫です。彼らは生命のサイクルである卵、幼虫(ケムシ)、さなぎ、成虫を経て、一年のうちのほとんどの時期にわたって私たちの周りに存在します。特に温かい季節には、様々な種類のチョウが花から花へと舞い、その美しさで私たちを魅了します。

 チョウの幼虫は特定の植物、すなわち「食草」に依存して生活しています。成虫のメスは本能的に自分の幼虫が成長するための適切な食草に卵を産みつける能力を持っています。

 チョウの翅にある鱗粉は、彼らが雨に濡れても飛ぶことができるように水を弾く機能を持っています。また、その美しい模様や色は、鱗粉が作り出しており、これによって天敵から身を守る擬態や警告色としての役割も果たしています。

 チョウは高速で飛ぶ必要がないため、飛行速度は種によって異なりますが、一般的には時速9kmから22km程度です。このゆったりとした飛び方が、彼らの優雅な姿を私たちに楽しませてくれます。

 また、チョウの目は人間とは異なり、紫外線を見ることができますが、物をはっきりと見ることはできません。このため、彼らはフラフラとした独特の飛行をしますが、これがチョウをより魅力的に見せる一因にもなっています。

 チョウについて学ぶことは、自然界の不思議と生命のサイクルについての理解を深める絶好の機会です。その美しい姿だけでなく、生態系の中で果たす役割にも注目して、彼らを大切にしましょう。

記念日とかいろいろ

8月8日の記念日