11月14日の誕生花 デルフィニウム
デルフィニウムは、欧州や北米原産で、キンポウゲ科デルフィニウム属の耐寒性宿根草であり、高原の湿地に自生します。花名の Delphinium は蕾の形がイルカ（dolphin）に似ていることに由来しています。美しい花弁に見える部分は実はガクで、本当の花は中央の白い部分です。色とりどりの花を咲かせるデルフィニウムですが、特に青紫や紫、淡い青や薄紫、白などの色合いが魅力的です。
花言葉
デルフィニウムの花言葉は、「清明」です。清明という言葉は、清らかで明るいという意味を持っています。これはデルフィニウムの花が持つ美しい色合いと、透明感のある花びらから派生しています。花言葉の起源は明確ではありませんが、一般的にはヴィクトリア朝のイギリスで流行した花言葉文化から生まれたとされています。そのため、この花言葉は、デルフィニウムが持つ清らかで美しい花の姿を表現しています。
メッセージ
デルフィニウムを贈るときのメッセージとしては、「あなたの純粋さと明るさに惹かれています」や「あなたと共に清らかで明るい未来を歩みたい」などが考えられます。花言葉「清明」を活かしたメッセージで、贈る相手への敬意や思いを表現することができます。
名称
デルフィニウムの和名は「ヒエンソウ（飛燕草）」や「オオヒエンソウ（大飛燕草）」です。この名前は花形が飛翔する燕に似ているからこそ付けられました。デルフィニウムの学名「Delphinium」も、その蕾の形がイルカに似ていることから名付けられています。
その他
デルフィニウムは、残念ながら日本の夏の暑さに弱く、そのため一年草として扱われることが多いです。デルフィニウムはアルカロイドの一種、デルフィニンを含んでおり、これは食べると下痢や嘔吐を引き起こす可能性があります。そのため、ペットや小さな子供がいる家庭で育てる際は注意が必要です。
