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10月29日の誕生花 アゲラタム

10月29日の誕生花 アゲラタム
ウィキペディアより

 アゲラタムはキク科の一種で、その名はギリシャ語の「a」(否定の接頭語)+「geras」(古くなる)から来ており、「年を取らない」や「古くならない」を意味します。これは、アゲラタムの花が長期間美しく咲き続ける特性を表しています。その鮮やかな色彩とふんわりとした花形が特徴で、その見た目から「化粧パフ」に例えられることもあります。メキシコやペルーなどの南米原産で、草丈15cmくらいの矮性種から80cm近い高性種があります。花色は青紫色が主で、白色や桃色の品種もあります。繊細な印象の花ながら株もこんもりと茂るため、全体的には締まった印象を与えます。

 別名で、オオカッコウアザミとも呼ばれています。これは、葉がシソ科ミズトラノオ属の薬草「カッコウ(霍香、Pogostemon patchouli)」の香に似ていて、花がアザミ似でさらに大きいことに由来しています。種小名の"houstonianum"は、中南米の植物を採集したスコットランドの植物学者William Houstonへの献名です。

花言葉

 アゲラタムの花言葉は「安楽」です。これはアゲラタムの花が長期間美しく咲き続け、その間花色が褪せないことから来ています。花が褪せずに長く咲き続ける様は、一つの場所で心地よく過ごす「安楽」を象徴するとされています。また、「年を取らない」という名前の由来とも関連していて、安定した美しさを保ち続ける花ならではの花言葉と言えます。

メッセージ

 アゲラタムを贈るときのメッセージは、「あなたと共に過ごす時間が、私にとっての安楽です」や「あなたとの日々は、いつまでも美しい」といった感謝の意を込めたものが適しています。その長く美しく咲き続ける特性から、一緒に過ごした時間の美しさや価値を表現するのに適した花といえます。

名称

 アゲラタムは、日本では「オオカッコウアザミ」とも呼ばれます。これは、その葉がカッコウ(霍香、Pogostemon patchouli)という薬草の香りに似ていること、そしてその花がアザミに似ていてさらに大きいことからきています。そのため、「カッコウアザミ」の名を持つアゲラタムは、特に大きな種類を指す場合に使われます。

その他

 アゲラタムは、非常に丈夫で花期が長いため、初心者のガーデニングにもおすすめです。また、葉が密につき株もこんもりとまとまる特性から、単独で植えても美しいだけでなく、他の花々と組み合わせることでより一層の美しさを引き立てる役割も果たします。

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