11月7日の誕生花 ムベ
ムベは、アケビ科ムベ属の常緑つる性木本で、別名としてトキワアケビ、ウベなどともよばれます。若い枝は緑色をしており、皮目がよく目立つ特徴を持っています。4 - 5月に花を咲かせ、花は葉のわきに総状につきます。花色は外面は淡黄緑色を帯び、内面は暗紅紫色で、雄花・雌花とも花弁はなく6枚の萼片からなります。また、果実は5 - 7センチメートルの楕円形で、熟すと暗紅紫色になります。
花言葉
ムベの花言葉は、「控えめな愛情」です。この花言葉は、ムベの外見や性質から由来しています。外見は控えめながらも、常緑の葉を通年通して保持し、季節を問わず、確かな存在感を放つムベの姿から、そっとあたたかな気持ちを伝える愛情を象徴しています。
メッセージ
ムベを贈るときのメッセージは、「いつもそっと見守っています」です。ムベの花言葉である「控えめな愛情」から、静かに見守る愛情や忍耐強さを表現するメッセージになります。
名称
ムベの和名は、古くに果実を朝廷に献上したオオムベが転じたものとされています。また、アケビに似ていて常緑なので、別名「トキワアケビ」（常磐木通）とも呼ばれます。
その他
ムベは、地方によってはアケビとも呼ばれますが、アケビと異なり常緑性で、果実は熟しても割れないのが特徴です。日本では関東地方以西の温暖な地域に分布しています。昔は果実をよく食べたものですが、今は観賞の域を出ません。ただし、春の新芽は山菜として利用でき、そのために栽培されることもあります。
