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2月22日 忍者の日

 2月22日は忍者の日。レストラン「Kyoto Ninja」からの委託を受けて行っている忍者ショーのPRを目的として、株式会社グラフィクスアンドデザイニングが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(2)(2)(2)ン」の語呂合わせから、2月22日とした。

 忍者とは、飛鳥時代から江戸時代の日本で諜報活動や暗殺などを仕事としていた人たちの事。様々な流派があるが、その中でも伊賀や甲賀などが有名。

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 日本の古代から近代にかけて、特定の技術や知識を持つ者たちが活躍していました。彼らは「忍者」として知られ、多様な役割を果たしてきました。忍者は、その名の通り「忍び」の技術を駆使して、様々な状況下で活動していました。彼らは、戦争のさなか、敵陣に潜入し情報を収集したり、戦術の一環として夜討ちや奇襲を行ったりするだけでなく、政治や経済の舞台裏での様々な活動も行っていました。

 忍者の起源には諸説がありますが、一部の史料や伝承によれば、聖徳太子が活躍した飛鳥時代にも既に忍びの技術を持つ者たちが存在していたと言われています。戦国時代には、その技術はさらに洗練され、多くの戦国大名たちが忍者を重要な情報源や戦術の一部として利用しました。特に、伊賀や甲賀といった地域は、忍者の名で知られるようになり、その技術や知識は世代を超えて受け継がれてきました。

 しかし、時代が変わり平和な江戸時代を迎えると、忍者の役割も大きく変わりました。戦の場での活動から、情報収集や警護、時には商売としての活動へとシフトしていきました。そして、明治維新を迎えると、忍者としての役目はほとんど終わりを迎えました。しかし、その存在や活動は、多くの文献や伝説、物語として後世に伝えられています。

 現代においても、忍者の技術や哲学、生き様には多くの魅力があり、多くの人々がそれに興味を持っています。彼らの持っていた独自の価値観や哲学、そしてその時代ごとに変わる役割や活動は、私たち現代人にも多くのことを教えてくれると思います。彼らの歴史や伝統、そしてその中での工夫や努力は、きっと私たちにも新しい視点や発見をもたらしてくれるでしょう。

忍者