10月16日の誕生花 サンキライ
山帰来(サンキライ)は日本全国の山地に自生するつる性の落葉低木で、茎は節ごとにジグザグに折れ曲がり、つるにはトゲが付いています。葉は長さ約5cmのタマゴ形で、若葉とともに春の4月~5月頃に淡い黄緑色の花を咲かせます。また、雌雄異株であり、雌株と雄株が近くに無いと結実しない特性があります。また、山帰来のつるにはトゲがいくつもあり、猿がトゲだらけのつるに絡まってしまいそうであることから別名「猿捕茨(サルトリイバラ)」とも呼ばれています。
花言葉
山帰来の花言葉は「変わらぬ愛情」です。この花言葉は山帰来の頑強な生命力と、山地で厳しい環境にも耐えて育つ強さから派生しています。山帰来は一度植えれば自然と生長していくため、この植物からは変わらぬ愛情を表現することができます。
メッセージ
山帰来を贈るときのメッセージは、「あなたへの私の愛情は、いつも変わらずにあります」です。これは、山帰来の花言葉である「変わらぬ愛情」を表現したもので、山帰来の強い生命力とともに、変わらない愛情を伝えることができます。
名称
山帰来という名前の由来は複数あると言われていますが、一つには「山から帰って来た」という意味があり、昔、山で病にかかった人が山帰来の実を食べて元気に帰ってきたことから名づけられたとも言われています。また、その強い生命力から、「猿捕茨(サルトリイバラ)」という名も持っています。
文化
山帰来は古くから西日本では、その丸い葉を餅やだんごなどを包む葉として利用されてきました。また、根茎を生薬として用いる習慣もあったようです。さらに、山帰来の赤い実はドライフラワーとしてクリスマスやお正月の飾り付けに用いられることがあります。
その他
山帰来は、地下茎で増えるため、庭などに地植えする場合は増えても良い場所を選ぶことが重要です。また、鉢植えでもこぼれ種で他の場所から芽が出ることがあります。そのため、山帰来を植える際にはその生育力を考慮に入れる必要があります。また、トゲがあるため、剪定や誘引をするときには手袋をするように注意が必要です。