12月3日の誕生花 サザンカ
サザンカ（山茶花、学名：Camellia sasanqua）は、日本固有種でツバキ科ツバキ属の常緑広葉中木です。ツバキ（椿、学名：Camellia japonica）にとてもよく似ていますが、花弁がバラバラに落ちる特徴や、他の花が咲かない冬季に咲く貴重な花であるという点で異なります。また、野生種の花色は白ですが、園芸品種では桃色や赤色など、さまざまな色の品種が楽しめます。
花言葉
サザンカの花言葉は「謙遜」や「ひたむきな愛」です。この花言葉は、サザンカが自然の厳しさを乗り越え、寒さの中でも美しい花を咲かせるその姿から、ひたむきな努力や謙遜の精神を象徴していると言われています。
メッセージ
サザンカを贈るときのメッセージは、「どんな困難も乗り越え、いつも一生懸命に頑張っているあなたへ。あなたのひたむきな努力と謙遜の精神に心から敬意を表します。」というようなメッセージが適しているでしょう。
名称
「サザンカ」の名称は、漢字表記の「山茶花」から来ています。これは、中国語でツバキ類一般を指す「山茶」が起源とされています。そして、「山茶花」の本来の読みである「サンサカ」が変化して「サザンカ」になったとも言われています。
その他
サザンカは、日本の本州の山口県以南、四国、九州、沖縄の山地に自生します。また、その美しい花の形や色から、庭木や生け花、盆栽などに利用されます。さらに、サザンカの花や葉から抽出される油は、化粧品や石鹸の原料として利用されています。なお、サザンカは、神戸市の市の木でもあります。
文化
サザンカは、日本の伝統的な童謡「たき火」の歌詞にも登場し、日本の文化や風景に深く根ざしています。また、冬季に咲く貴重な花として、日本の俳句や和歌などでもよく詠まれてきました。
