12月14日の誕生花 ツルウメモドキ
ツルウメモドキは、ニシキギ科ツルウメモドキ属の落葉つる性木本で、一般的にはウメに似た形状を持つことからその名が付いています。その落葉性のつるは、他の植物にからみついて右巻きに伸び、成長すると他の木を覆うほどの力強さを見せます。初めてこの植物を見る人には、その強靭な生命力と見事なつるの姿が印象的です。また、その果実は淡黄色に熟すと3つに裂開し、鮮やかな橙赤色の仮種皮に被われた種子が現れ、特に冬場にはその色彩が鮮やかに目立ちます。
花言葉
ツルウメモドキの花言葉は「忍耐」です。これは、その強靭な生命力と、他の植物に絡みつき成長する姿から派生したものと考えられています。長い冬を耐え、春には再び力強く生命を躍動させるその姿は、「忍耐」という言葉にふさわしいものと言えるでしょう。
メッセージ
ツルウメモドキを贈るときのメッセージは「あなたの忍耐力に敬意を表します」や「一緒に困難を乗り越えましょう」など、受け取る人の忍耐力を讃えるもの、または困難な状況にある人への励ましとして使用されます。
名称
ツルウメモドキの名前は、その葉がウメの葉に似ていることから名づけられました。ここには、植物の形状を見て名前をつけるという日本の文化が表れています。また、「モドキ」は「似ているが本物ではない」を意味し、ここではウメではないことを明示しています。
その他
ツルウメモドキは日本をはじめとする東アジア一帯に自生し、山地や日当たりの良い林などに生育します。しかし、北アメリカに持ち込まれたものが野生化し、森林を覆うほどに広がっているため、外来種問題として注目されています。
