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毎月5日 長城清心丸の日

 毎月5日は長城清心丸の日。滋養強壮薬「長城清心丸(ちょうじょうせいしんがん)」(中国名・牛黄清心丸(ごおうせいしんがん))のPRを目的に、アスゲン製薬株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、主成分である牛黄の「ご」から毎月5日とした。

長城清心丸とは

 長城清心丸は多くの薬効を有する動物生薬「牛黄」を主剤とした薬で、虚弱体質、肉体疲労、病中病後、胃腸虚弱、食欲不振に効果がある。

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 長城清心丸は、古代中国から伝わる伝統的な医薬品で、その主成分として貴重な生薬「牛黄(ゴオウ)」が使用されています。牛黄とは、牛の胆のうや胆管に形成される結石で、その珍しさから高貴な薬とされ、皇帝への献上品とされていたほどです。

 その牛黄が特別なのは、その効果と使用目的から来るもので、心臓や肝臓などの重要な臓器に負担をかける「血の熱」を取り去る効果があるとされています。これは、血液が持つ余分な熱を取り去り、血液の流れを正常に保つ働きからくるもので、心疾患、血圧異常、血栓、肝臓障害などの症状改善や、生活習慣病の予防に役立てられてきたのです。

 また、牛黄の効果はこれだけにとどまりません。その他にも強心作用(心臓の働きを高める)、降圧作用(高い血圧を下げる)、肝臓保護作用(肝臓の働きを助ける)、抗炎症作用(炎症を抑える)、解熱作用(熱を下げる)、鎮静作用(神経を和らげる)、鎮痙作用(痙攣を鎮める)、赤血球新生促進作用(貧血を改善する)といった多彩な働きを持つことから、様々な状態に対する対策として利用されてきました。

 そして、この長城清心丸は、その牛黄を300mgも配合しており、「健康で長生き」をテーマに疲れが翌日に残るような状況や、試験勉強や大事な仕事、冠婚葬祭などで頑張らなければならないとき、病中病後の体力保持、体力の衰えを感じたとき、宴会疲れや飲み過ぎの次の日など、さまざまなシーンで支えとなる存在として活躍しています。

 その効能・効果としては、虚弱体質や肉体疲労、病中病後、胃腸虚弱、食欲不振といった状態に対する滋養強壮が挙げられます。これらの症状は、身体の機能が低下したり、生理機能が変調したりすることで現れるもので、特に肉体的な「疲れ」は、精神的な「疲れ」と関連することもあります。そのため、長城清心丸は肉体的にも精神的にも疲れたときに、その強壮効果を最大限に発揮することができます。

 このように、長城清心丸はその独自の成分と効果により、現代でも多くの人々に対する健康支援を提供しています。その歴史と効果は古代から珍重され、今もなお多くの人々の健康を支える存在として、広く信頼されているのです。

長城清心丸
引用元:アスゲン製薬株式会社

牛黄

 牛黄とは牛の胆石のことで、強心・肝臓保護・鎮静・解熱・抗炎症作用等の薬効を持っている動物生薬。歴史についてははっきり分かっていないが、少なくとも2000年前から薬として用いられてきたと言われている。

生薬

 薬としての効果を持つ植物や動物、鉱物を加工したもの。胡椒や人参も実は生薬の一種で、他にも冬虫夏草やドクダミなどの種類がある。

 ちなみに、いくつかの生薬を混ぜ合わせて作った薬が漢方薬と呼ばれている。

記念日とかいろいろ