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11月25日の誕生石　レッド・アンバー（赤色琥珀）

　レッド・アンバー、またはチェリーアンバーとも呼ばれるこの宝石は、一般的な琥珀（アンバー）よりも深い赤色を持っています。琥珀は古代の樹脂が化石化したもので、その色は透明から黄色、オレンジ、茶色、そしてこの場合のように赤色まで様々です。その美しい輝きと希少性から、古代から現代に至るまで装飾品として愛されてきました。

石言葉

　レッド・アンバーの石言葉は「小悪魔の魅力」です。この言葉は、その鮮やかな赤色が、一見するとただの美しさ以上に魅力的で惹きつけられる力を象徴しているからです。それは、人を誘惑する小悪魔のような魅力を持っていることを意味します。また、この石言葉は、自身の内側に秘められた魅力を引き出す助けをするとも言われています。

パワーストーンの効果

　アンバーは太陽の力を象徴し、生命力を高め、元気を与えると言われています。また、アンバーがこすれば帯電する性質から、良い運気を引き寄せ、金運や仕事運の上昇に効果があるとも伝えられています。特にレッド・アンバーは、その情熱的な色から、物事に対する情熱を引き出し、積極的な行動を促す効果があると言われています。

歴史

　琥珀は古代から宝飾品として珍重され、美しい装飾品やアートの素材として利用されてきました。特に西洋と東洋の古代文明では、その美しさと神秘性から、神聖視されてきました。その名前の起源は多岐に渡り、例えば、英名のアンバーはアラビア語の「ʿanbar」から来ており、龍涎香のような香りがするものを意味します。

伝承

　レッド・アンバーは、情熱と力を象徴し、その力強い赤色から、身につける人に活力と自信を与えると言われています。そのため、特に新しいことを始めるときや、自分自身を表現する必要があるときに利用されます。また、人間関係を改善する力があり、ネガティブな感情を鎮め、心を安定させる効果も持つとされています。

その他

　レッド・アンバーの化学組成は一般的な琥珀と同じく、主に炭素、水素、酸素の有機化合物でできています。そのため、加熱すると燃える特性があり、この特性からドイツ語では「燃える石」を意味するBernsteinという名前もあります。また、レッド・アンバーの鮮やかな赤色は、他の琥珀と比べて酸化が進んだ結果であると考えられています。