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2月15日 ツクールの日

RPGツクール

 2月15日はツクールの日。ゲームソフトプログラムの知識がない人でも、手軽にゲーム制作が楽しめるソフトウェア「ツクール」シリーズを手がける株式会社エンターブレインが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(2)(9)(6)」の語呂合わせから、2月9+6日 → 2月15日とした。

RPGツクールとは

 RPGツクールとは、プログラミングを覚えずにゲームを作りたいというユーザーの希望を叶えるために生まれたゲーム制作ソフト。RPGを作るために必要なグラフィックや音楽データもソフトの中に入っているので、アイディアさえあれば誰でも簡単にゲームを作ることができる。

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 『RPGツクール』、現在の公式名称としては『RPG Maker』は、日本の株式会社KADOKAWAが発売するRPG製作ソフトウェアのシリーズであり、ゲーム制作のプロセスを劇的に簡易化するために設計されています。一般的に、ゲームの制作はソースコードの記述などの複雑なプロセスを伴いますが、RPGツクールはユーザーが簡単にオリジナルのRPGを制作できるように、予め用意された命令や素材を組み合わせることでゲームを構築します。

 RPGツクールの特長の一つは、ユーザーが自らのオリジナルの画像や音楽を追加してゲームに使用できる柔軟性です。そして、一度ゲームが完成すれば、RPGツクール自体が無くてもプレイすることができるため、友人と共有したり、インターネット上で公開することが容易になります。このソフトは、基本的には『ドラゴンクエスト』や『ウィザードリィ』のような伝統的なRPGスタイルのゲーム制作を意識していますが、ユーザーの工夫次第でRPG以外のジャンルのゲームも作成可能です。

 RPGツクールの歴史は長く、元々は株式会社アスキーから発売されていました。その後、エンターブレインに開発が移行し、シリーズ名も「ツクールシリーズ」として定着しました。1990年の『RPGコンストラクションツール Dante』を皮切りに、さまざまなバージョンがリリースされています。そして、2021年5月現在の最新版としては、家庭用ゲーム機版の『RPGツクールMV Trinity』や、PC版の『RPGツクールMZ』が挙げられます。

 また、このツールの名称「ツクール」は、「作る」と「ツール(Tool)」の組み合わせから生まれた造語です。英語圏では「RPG Maker」という名前で知られており、2022年にはその名前が世界共通のものとして定着しました。

 RPGツクールを使用することで、初心者から経験者まで、誰もが自分だけのオリジナルのRPGを作成する喜びを味わうことができます。きっと、これを使えばあなたのゲーム制作の夢が現実のものとなるでしょう。

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