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11月7日の誕生石 アンバー(琥珀)

11月7日の誕生石 アンバー(琥珀)
ウィキペディアより

 アンバー(琥珀)は、鉱物ではなく、遥か昔の植物の樹液が化石化したものです。色のバリエーションとしては黄色が主ですが、紫外線の影響で赤色や緑色、さらには青色のものも存在します。その美しい透明感と独特な色調は、多くの人々を魅了し、古くから宝飾品として利用されてきました。また、アンバーは硬度が鉱物に匹敵し、褐色や黄金色に輝くその色彩は、まさに「太陽の石」の名にふさわしいものです。

石言葉

 アンバーの石言葉は、「抱擁」や「大きな愛」とされています。これはアンバーが持つ暖かみや深み、そして包容力に由来しています。アンバーはその持つ美しさや神秘性だけでなく、樹液が化石化したことから、生命力や成長の象徴ともされており、それらの意味合いが「抱擁」や「大きな愛」という石言葉に繋がっています。また、「抱擁」は、対象を包み込むような愛情や庇護を示し、「大きな愛」は、対象への深い愛情や理解を示しています。

パワーストーンの効果

 アンバーは、パワーストーンとしてそのエネルギーが非常に評価されています。「太陽の力を包む宝石」とされるアンバーは、持ち主に生命力を高め、元気を与えてくれると言われています。その帯電効果から、良い運気を引き寄せ、金運や仕事運の上昇に効果があるとされています。これらのエネルギーは、アンバーが化石化した過程で地中のエネルギーを吸収し、それを現在に蓄積していると考えられています。

歴史

 アンバーの利用は、旧石器時代にまで遡ることができます。北海道の「湯の里4遺跡」や「柏台1遺跡」出土の琥珀玉はいずれも2万年前の遺物とされ、アジア最古の出土(使用)例となっています。これは人類が最初に使用した宝石とも言われており、その歴史は古く重要です。西洋でも東洋でも宝飾品として珍重され、多くの文化や民族において重要な役割を果たしてきました。

伝承

 アンバーにはさまざまな伝承が存在します。古代ギリシャでは、アンバーが太陽神アポロンの涙とされ、その光を宿す石と崇められていました。また、北欧神話では、アンバーは雷神トールの涙とも言われ、運を開いたり、災いを退けたりする力を持つとされていました。さらに、アンバーは魔除けや厄除けの効果があるとも信じられており、多くの文化や信仰体系において守護の力を持つ石として扱われてきました。

その他

 アンバーは、その美しい色調や帯電効果、そして古代の樹液が化石化した神秘的な由来から、古くから宝飾品や装身具として利用されてきました。ネックレスやペンダント、指輪などの装身具に使われることが一般的です。また、アンバーのトリートメントとしては、小片を加熱圧縮して形成されたアンブロイドや、着色の処理が行われたものもあります。アンバーはその持つエネルギーや美しさから、多くの人々に愛されるパワーストーンの一つです。

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