11月15日の誕生花 オレガノ
オレガノ（学名：Origanum vulgare）は、ヨーロッパの地中海沿岸原産のシソ科ハナハッカ属の多年草で、淡紅紫色の小花を半球状に咲かせます。茎と葉には特有の苦味と香りがあり、特に茎の先端部分に集まる小花は花火のように広がる美しさを持っています。その特異な香りは、特に乾燥させた際に引き立つため、乾燥オレガノは料理用ハーブとして広く利用されます。その他にも、香料や薬効成分を含むことから薬用や美容用途にも使用されます。
花言葉
オレガノの花言葉は「喜び」です。これはその香りと風味が人々に喜びをもたらすこと、そしてその生命力から派生していると考えられます。また、古代ギリシャ語で"オルガノン"とは"喜びの山"を意味し、その名の通り、喜びを象徴する存在として古くから親しまれてきました。
メッセージ
オレガノを贈る際のメッセージは「あなたの存在が私の喜び」です。その香り高く心地よい存在から、相手を喜びと感じ、その存在を尊重し、感謝する心情を伝えることができます。
名称
オレガノの和名である「ハナハッカ」は、その形状と香りが薄荷（ハッカ）を連想させることから名付けられました。また、「ワイルド・マジョラム」や「コモン・マージョラム」とも呼ばれ、同じシソ科のマジョラムと混同されやすい存在でもあります。
その他
オレガノには多くの品種が存在し、その風味や香りは栽培地や気候によって大きく変わります。たとえば、暑く乾燥した気候で育ったオレガノは刺激のある力強い風味があり、料理に深みを加えます。また、古代から香料や鎮痛剤、消化促進剤などとして利用されてきました。
