カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

8月25日 ヒカリをカナタに届ける日

 8月25日はヒカリをカナタに届ける日。ヒカリカナタ基金の活動をより多くの人に知ってもらう「届けましょうヒカリを、遥かカナタまで」を合言葉とする認定特定非営利活動法人ヒカリカナタ基金が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、ヒカリカナタ基金が設立登記された日(2017年8月25日)から、8月25日とした。

ヒカリカナタ基金とは

ヒカリをカナタに届ける日
引用元:認定NPO法人ヒカリカナタ基金

 経済的な理由などから手術を受けられない途上国の目が不自由な子どもたちに、その治療費を送ることで視力を改善して光り輝く人生を送ってもらうことを目指している。すでにキルギスやミャンマーなどで400人以上の子どもたちの視力の回復を手助けした実績を持つ。

◆◆◆

 「ヒカリカナタ基金」は、理事長である竹内昌彦氏によって設立された非営利組織です。この基金の主な目的は、途上国に住む視覚障害を持つ子どもたちに手術を提供し、彼らが自分の目で世界を見ることができるよう支援することにあります。

 基金の活動はモンゴルとキルギスに焦点を当てており、これまでに数多くの盲学校の建設を支援してきました。特にキルギスでは、初期段階で80人の子どもたちが視力回復手術を受け、成功裏に視界を取り戻すことができました。この成功事例はキルギス国内で大きく報じられ、その結果、多くの子どもたちが治療を希望するようになりました。

 現地での手術支援には、アイーナさんやジャル子供病院のグルミラ先生など、多くの専門家が関与しています。これらの専門家は、子どもたちの状態を調査し、最適な治療法を提供するためのサポートを行っています。手術によって視力を取り戻した子どもたちは、新たな人生の可能性を見出し、将来的には自分たちも他人を助ける立場に立ちたいと希望しています。

 「ヒカリカナタ基金」は、竹内氏自身の個人的な経験に基づいており、彼が幼少期に失明を経験し、重度障害を持つ子の親としての体験から、視覚障害を持つ子どもたちやその家族が直面する困難に深い共感と理解を示しています。この基金を通じて、竹内氏は「自分の目で世界を見る」ことのできるチャンスを、一人でも多くの子どもたちに提供したいと考えています。

 ヒカリカナタ基金の活動は、単なる医療支援にとどまらず、子どもたち一人一人の未来を明るく照らす希望の光となっています。視覚障害がある子どもたちだけでなく、その家族にとっても大きな支えとなり、社会全体にポジティブな影響を与え続けています。この素晴らしい取り組みは、世界中の多くの人々からの支援と寄付に支えられています。