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~今日は何の日?~

6月12日 恋人の日

 6月12日は恋人の日。ブラジルのサンパウロ地方に伝わる、6月12日に恋人たちが自分の写真を写真立てに入れて贈り合うという習慣をそのまま輸入して、1988年に全国額縁組合連合会が制定した。

ブラジルの恋人の日

 ブラジルでは6月12日を"Dia dos Namorados(恋人の日)"と呼び、家族や友人、恋人同士との縁を深めるためにフォトフレームを送りあう習慣がある。1952年に、ブラジルのサンパウロ商業協会がこの日を「恋人の日」と定めてキャンペーンを行った事をきっかけにブラジルで広まった。

 日付は、6月13日が結婚や縁結びの聖人である聖アントニオを讃える「聖アントニオの日」であることからその前日である6月12日としたんだとか。

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 ブラジルの恋人の日、「Dia dos Namorados」は、聖アントニオの日(6月13日)の前夜、6月12日に祝われます。聖アントニオは、幸せで繁栄する結婚を若いカップルにもたらすことで知られており、この日は彼にちなんで祝われています。ブラジルでは、2月14日のバレンタインデーはほとんど祝われず、代わりにこの日が恋人たちの愛を祝う特別な日となっています。

 Dia dos Namoradosの祝い方は、他の国々で見られるバレンタインデーのお祝いとよく似ています。恋人たちは互いにロマンティックな贈り物を交換したり、デートの夜を共有したりします。一般的には、チョコレートや花などの贈り物が交換され、家を美しく飾ることもこのお祝いの一部です。街はお祭りムードに包まれ、カラフルな街頭装飾やパレード、カーニバルが行われます。音楽のお祝いには、サンバのダンスや他のフォークミュージックのお祝いが含まれることもあります。

 また、聖アントニオの日は、ブラジルや彼の故郷であるポルトガルを含む多くの国々で、宗教的な観察の日として祝われています。独身の女性は、良い夫やボーイフレンドを見つけるために、simpatiasと呼ばれる人気のある儀式を行います。恋人の日の祝いは、聖アントニオの日の観察と密接に関連しており、この日には祈りのほか、鉢植えのバジルに隠されたラブレターを潜在的な求婚者に渡すこともあります。

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