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2月24日 エムセラ・尿失禁改善の日

エムセラ・尿失禁改善の日

 2月24日はエムセラ・尿失禁改善の日。尿失禁で悩んでいる人に同社が販売する尿失禁治療機器の「エムセラ」を知ってもらい、日頃の骨盤底筋の強化と健康維持を図ってもらうために、医療機器の製造・輸入販売及びサービスメンテナンスなどを手がけるBTL Japan株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、2(尿)4()禁」の語呂合わせから、2月24日とした。

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 尿失禁は、自らの意志とは無関係に尿が漏れ出る現象を指します。この状態は、多くの人々の日常生活や心の健康に影響を与えることがあります。実際、尿失禁は全世界で4.23億人が経験しており、この数は中国やインドの人口に次ぐ規模を持つと言われています。特に女性に多く見られ、日本では20〜64歳の女性の中で約16.7%が尿失禁の症状を持っていると報告されています。

 尿失禁は、主に5つのタイプに分類されます。第一に、「腹圧性尿失禁」とは、咳や笑い、重いものを持ち上げる際など、腹部に圧力がかかった時に尿が漏れる状態を指します。多くの場合、出産や加齢、生活習慣が原因となっています。次に、「切迫性尿失禁」は、急激な尿意によって突然尿が漏れる症状です。水の音や冷たいものを触ることがきっかけとなることもあります。この症状は、膀胱の過剰な収縮が原因であり、神経系の問題や前立腺肥大症が影響していることもあるとされています。

 「混合性尿失禁」は、上記の腹圧性と切迫性の両方の症状が見られるものです。また、「溢流性尿失禁」は、尿道が塞がり、尿が膀胱から漏れ出る状態や、尿意を感じずに膀胱が溢れる状態を指します。特に男性において前立腺の問題が原因となることが多いです。最後に、「機能性尿失禁」は、排尿機能そのものには問題がないものの、身体や精神の機能の低下によって尿が漏れる状態を指します。これは、認知症や身体機能の低下により、トイレに行く必要性を認識できない場合などに見られます。

 尿失禁は、多くの人々が悩む問題ですが、きちんとした診断と治療によって改善することができます。そして、その症状の背後には、それぞれの生活や体験、物語があることを忘れてはなりません。尿失禁に悩む方々が、再び快適な日常生活を送ることができるよう、私たちはサポートしていくべきでしょう。

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 エムセラ®は、非侵襲的に骨盤底筋を強化することを目的とした治療法で、尿失禁の改善や性的満足度の向上を目指します。この治療法では、膀胱のコントロールを回復させ、骨盤底筋を引き締めることでデリケートゾーンの不快感を軽減することが期待されます。また、特徴として、服を着たまま治療が受けられる点や、HIFEM®(ハイフェム®)技術を使用して骨盤底筋を直接刺激することが挙げられます。この技術は、他の電気刺激やレーザー治療とは異なり、特定の深部の筋肉に強い収縮を引き起こすことができます。

 男性も治療を受けることが可能で、尿失禁に悩む高齢男性、特に前立腺切除後の患者においては、治療後に改善が見られることが報告されています。治療は米国FDAや欧州CEからの認可を取得しており、その安全性や効果は複数の臨床研究によって確認されています。治療中は、特に痛みを感じることなく、リラックスして受けることができます。