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1月,2月 「はたちの献血」キャンペーン

 1月と2月は「はたちの献血」キャンペーン月間。献血者が減少しがちな冬期に安全な血液製剤を安定的に確保するため、新たに成人を迎える「はたち」の若者を中心に、広く献血に関する理解と協力を呼びかけるというもの。厚生労働省都道府県日本赤十字社が主催で行われている。

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「はたちの献血」キャンペーンについて

 「はたちの献血」キャンペーンは、令和5年1月1日から2月28日までの2か月間にわたり、厚生労働省、都道府県、日本赤十字社が共同で実施したものです。このキャンペーンは、特に冬期に献血者が減少しがちな時期に、血液製剤の安定供給を確保するための重要な取り組みであります。中心となる対象者は、「はたち」の若者で、ポスターやインターネットなどの広報活動を通じて、広く国民各層に向けて献血の重要性を啓発し、献血への協力を呼びかけました。

 この取り組みの背景には、我が国の少子高齢化の影響があります。若年層の献血者数がこの10年間で約30%も減少しており、このままの流れが進むと血液の安定供給に支障をきたす恐れがあるため、若い世代の献血への理解と協力が不可欠であるのです。

 献血で集められた血液は、けがやがんなどの病気の治療に使用され、血液は人工的に造ることができず、長い間保存することもできないため、日々多くの方の協力が必要とされています。その半分は、血漿分画製剤という医薬品をつくるために使用されており、献血は医療に幅広く役に立っているのです。

 献血は身近でできる大きな社会貢献であり、少子高齢化社会における若者の積極的な参加が求められています。今回の「はたちの献血」キャンペーンは、このような背景を踏まえ、一人ひとりの小さな行動が、多くの患者さんの命を救う大きな力になることを伝え、社会全体での献血への協力と理解を深めるための貴重な機会であったと言えるでしょう。

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