カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

2月17日~23日 アレルギー週間

 2月17日~23日はアレルギー週間。石坂公成・照子夫妻がアレルギーの原因物質であるIgE抗体を発見したことを記念して、1995年に公益財団法人日本アレルギー協会が制定した。

 日付は、アレルギーの日(2月20日)を中心にして、2月17日~23日とした。

 また、同時に「アレルギーの日」も制定した。

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 アレルギーとは、人間の免疫システムが本来有害でない物質に対して過剰に反応する現象であり、その原因となる物質を「アレルゲン」といいます。日本では、アレルギー疾患が非常に多く、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、気管支喘息、花粉症など、多岐にわたる疾患があるため、国民の2人に1人が何らかのアレルギー疾患を持っていると言われています。

 このアレルギーの原因物質である「IgE(免疫グロブリンE)」は、1966年に日本人の免疫学者である石坂公成(きみしげ)先生・妻の照子先生夫妻によって発見されました。この重要な発見に敬意を表し、1995年に「アレルギーの日」が2月20日に制定されました。

アレルギー週間

 「アレルギーの日」を中心に、毎年2月17日から23日の1週間を「アレルギー週間」として、全国各地で医療相談や講演会などの啓発普及活動が行われています。この期間は、アレルギーに対する理解と認識を深める重要な期間であり、多くの人々がアレルギーに対する正しい知識を得る機会となっています。

 アレルギー疾患の対策としては、アレルゲンの除去や生活習慣の改善が大切であり、何らかの症状が出た場合には自己診断せずに医療機関に相談するべきです。日本国内においてアレルギーは重要な問題となっており、その対策と啓発活動は今後も継続されると考えられます。このような背景から、アレルギー疾患の予防と早期発見、適切な治療への理解と支援が一層強化されるべきであるという強い意識が共有されているのです。

記念日とかいろいろ

日本アレルギー協会が作った記念日

健康の記念日