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5月7日 粉もんの日

粉もんの日

 5月7日は粉もんの日。タコ焼きやお好み焼きなどの粉もんのPRのために日本コナモン協会が制定した。

 日付は、(57)」の語呂合わせから、5月7日とした。

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 粉もん、あるいはコナモンは、穀類や豆類を主原料として粉にしたものから作られる食べ物の総称です。この定義には、麺類やパン、パスタ、ピッツァから、伝統的なお好み焼きやたこ焼き、さらには世界各地の多様な料理が含まれます。日本では特に関西地方で「コナモン」と呼ばれ、地域ごとに様々な形で親しまれている食文化です。江戸時代から「こねもの」「粉物」と呼ばれ、庶民にも広がった習慣が今日に至るまで受け継がれています。

 粉もんの多様性は、使用される原材料の種類によっても示されます。小麦粉、そば粉、米粉、トウモロコシ粉、キャッサバ粉、きな粉など、各地の食文化や食材の利用に応じて様々な粉が用いられ、地元で愛されるご当地コナモンが生み出されています。うどんや蕎麦、中華麺類から、世界的に知られるパスタやピッツァ、そして地域特有のおやきやすいとん、葛切りなど、それぞれがその地域の歴史や文化、食材を反映したものとなっています。

 コナモンは単に食べ物としての価値だけでなく、地域社会や文化の一部としても重要な位置を占めています。たとえば、関西地方のお好み焼きやたこ焼きは、地元民にとってのソウルフードであり、観光客にとっての必食のメニューです。また、各地の伝統的な製法や独自の食材を用いることで、地域の伝統を守りながら新しい味わいを追求する動きも見られます。

 粉もんの魅力は、そのシンプルさと無限の可能性にあります。基本となる粉にさまざまな食材を加えることで、多種多様な味わいや食感を生み出すことができ、日々新たな発見があることでしょう。家庭での手作りから専門店による極上の逸品まで、粉もんは私たちの食生活に欠かせない存在として、これからも多くの人々に愛され続けることでしょう。