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7月16日 からしの日

 7月16日はからしの日。「からし」の認知度をさらに高め、その豊かな活用方法を広めるために、日本からし協同組合が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、日本からし協同組合の前身である全国芥子粉工業協同組合が設立された日(1957年7月16日)にちなんで、7月16日とした。

からしの豆知識

からしの日
引用元:S&B エスビー食品株式会社

 からしには和がらしと洋がらしがあり、一般的に「からし」と言えば「和がらし」の事を指し、「洋がらし」はマスタードのことを指す。

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 からしは、アブラナ科の植物であるカラシナやその近縁種の種子から作られる香辛料であり、「和からし」とも呼ばれています。この香辛料の独特な辛味は、日本の食卓には欠かせない存在で、特にお刺身やおでんなど、様々な料理に欠かせないアクセントとして用いられています。からしの製造過程は、からし菜の種子をすり潰し、粉末状にした後、水で溶いて練ることにより完成します。辛味成分をより引き出すためには、40℃程度のぬるま湯で溶くと良いとされています。

 一方、「洋からし」と呼ばれるマスタードは、同じアブラナ科のからし菜の種子を基にしていますが、酢や砂糖、ワインなどが加えられ、さまざまな味わいを持つ種類が存在します。マスタードには粒状のものや練りマスタードなどの形態があり、それぞれ使用される種子の種類によって特徴が異なります。からしとマスタードの大きな違いは、使われる種子の種類にあり、からしには主にオリエンタルマスタードの種が、マスタードにはイエローマスタードなどが使われています。オリエンタルマスタードから作られるからしは、鼻に抜けるような強い辛みが特徴であり、マスタードは比較的穏やかな辛みで、幅広い料理に使用されます。

 これらは料理に深みやキレを加えるだけでなく、食欲を増進させる効果も期待できます。それぞれの種類や特徴を理解し、料理に合わせて上手に使い分けることで、日々の食生活に豊かな風味をもたらしてくれるでしょう。からしやマスタードの多様な活用法を知ることで、より多くの美味しさを発見することができます。