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8月26日 TMS・感動ハネムーンの日

 8月26日はTMS・感動ハネムーンの日。二人の大切な思い出となる「ハネムーン」を文化として残したい、これから始まる二人の人生と言う旅で「ハネムーン」を楽しく思い出す一助となりたいとの願いが込めて、「私たちは感動を提案します。」をモットーにオリジナル新婚旅行ツアーなどを手がける株式会社トラべルマネジメントシステム(TMS)が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、ハニー(82)(6)ーン」の語呂合わせから、8月26日とした。

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 ハネムーンは、結婚後に新婚夫婦が共に過ごす休暇を指し、結婚の祝福と共に二人の新たな人生のスタートを祝うための旅行です。この伝統は、19世紀初頭のイギリスで上流階級の間で始まりました。この時期に新婚夫婦は「ブライダルツアー」と呼ばれる旅行に出かけ、結婚式に出席できなかった親戚を訪ねるのが一般的でした。やがてこの慣習はヨーロッパ大陸に広まり、「英国式の旅行」(voyage à la façon anglaise)として知られるようになりました。

 ハネムーンという用語自体は、新婚の一か月間を指す「ハニームーン」として1546年から記録されています。これは「結婚後の初月は愛と幸福に満ちている」という意味であり、その甘美な時期を「月の蜜(honey moon)」に喩えたものです。ただし、その後の用法としては愛情が次第に減少していく様を月の満ち欠けに例えたものともされています。

 ベルエポック時代の終わり頃、すなわち1800年代後半になると、ハネムーンは現代の意味での純粋な休暇旅行として一般化しました。この時期から、新婚旅行はモダンな大衆観光の初期形態とも言えるもので、多くのカップルがロマンティックまたはエキゾチックな目的地を選ぶようになりました。

 また、19世紀にはハネムーンが「結婚式後の一定期間を蜂蜜酒(ミード)を飲み続ける習慣」と結びつける説もありましたが、これは広く受け入れられているわけではありません。一方で、ペルシャ語には「ハネムーン」を意味する「mah-e-asal」(蜜の月)という表現があり、多くの現代言語においても似たような形でこの用語が使われています。

 今日では、ハネムーンはただの休暇という以上の意味を持ちます。それは新婚夫婦が共に過ごす大切な時間であり、お互いの絆を深め、これからの共同生活に向けた理解を深める絶好の機会とされています。また、ハネムーンはカップルにとっての大切な思い出の一ページとして、その後の長い結婚生活においても色褪せることのない輝きを放ち続けるのです。