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4月8日 ロータスデー

ロータスデー

 4月8日はロータスデー。ロータス(蓮)は泥の中で美しく咲き、その姿が仏の叡智や慈悲の象徴とされる花。仏教の祖であり、人々を幸せへと導くお釈迦様の誕生日であるこの日を「幸せを分かち合い、感謝する日」として、東映株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、お釈迦様の誕生日であることから、4月8日とした。

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 蓮と釈迦は、仏教において深い関連性を持つ二つの象徴です。蓮は、その美しさと純潔さを象徴する花として知られています。泥水の中から生まれながらも、汚れを一切受け付けずに清らかな花を咲かせる蓮の性質は、仏教において悟りを開いた者の純粋な心や精神を象徴しています。また、蓮は泥の中から生まれることから、苦難や困難な環境を乗り越えて真理を悟る仏教徒の姿をも表しています。

 釈迦は、仏教の開祖であり、仏教徒にとって最も尊敬される存在です。本名をゴータマ・シッダールタといい、インドで生まれた彼は、苦しみや悩みのない世界を求めて修行を重ね、最終的に悟りを開きました。彼の教えは、四苦八苦と呼ばれる人間の苦しみを克服し、悟りへと至る道を示すものであり、釈迦の教えに従って修行を積むことで、最終的には煩悩を超えた悟りの境地に達することができるとされています。

 蓮の花は、釈迦や他の仏たちがしばしば座る台座として描かれることが多く、これは蓮が持つ純潔や悟りの象徴としての意味合いを反映しています。蓮が泥の中から生まれながら清浄を保つように、釈迦もまた、この世の苦しみの中から悟りを開いたという教えを象徴しているのです。

 蓮と釈迦の関連性は、仏教美術や寺院の装飾などにも見られ、これらは仏教徒にとって信仰の対象であると同時に、内面の清浄さや精神的な成長を求める象徴としても大切にされています。このように、蓮と釈迦は仏教における重要な象徴であり、仏教徒の心の中で尊敬と慈愛の対象となっています。

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