4月20日 珈琲牛乳の日
4月20日は珈琲牛乳の日。コーヒー牛乳の美味しさをPRするために、日本で初めてコーヒー牛乳を製造販売した守山乳業株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、「珈琲牛乳」が1923年（大正12年）4月20日に東海道線国府津駅で販売を開始されたことから、4月20日とした。
コーヒー牛乳の豆知識
現在では、生乳100%の商品にしか「牛乳」と表記してはならないことになっているため、｢コーヒー牛乳｣と書かれた商品は存在しない。
◆◆◆
日本初の珈琲牛乳の誕生は、守山謙と住田多次郎という二人の男性の出会いから始まりました。守山は乳製品の普及を、住田はハワイでの経験を生かしコーヒーの普及をそれぞれ目指していました。住田からコーヒー豆を託された守山は、牛乳とコーヒーを組み合わせ、砂糖を加えることで新しい味わいの飲料を開発しました。
しかし、製品化には保存性の問題がありましたが、弟の提案で煮沸消毒法を試みた結果、1週間の保存が可能になり、さらに研究を重ねて3ヶ月保存可能な珈琲牛乳を完成させました。1923年に国府津駅で発売され、高額にも関わらず人気を博し、1927年には鉄道省の販売品認証を受け、全国の駅で販売されるようになりました。
このようにして日本中に広まった珈琲牛乳は、今日でも多くの人々に愛される飲み物となっており、その起源は守山乳業によって作られた瓶入り珈琲牛乳にあります。
