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9月14日 グリーンデー

グリーンデー

 9月14日はグリーンデー。お世話になっている人などに、日頃の感謝と健康にも気をつけてくださいとの意味をこめて、栄養価に優れたグリーンキウイフルーツを贈る日としてもらうために、ニュージーランド産を中心とするキウイフルーツの輸入などを手がけるゼスプリ インターナショナルジャパン株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

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 グリーンキウイ、特にヘイワード種は、その独特の甘酸っぱい味わいで知られるキウイフルーツの中でも特に人気のある品種です。このキウイは、1924年にニュージーランドの種苗生産業者、ヘイワード・ライト氏によって開発されました。当時は「チャイニーズ・グースベリー」と呼ばれていましたが、その後、彼の名を冠して「ヘイワード種」と命名され、現在では世界中で広く流通しています。

 グリーンキウイは、ビタミンCを始めとする多くの栄養素を豊富に含んでいます。ビタミンCは抗酸化作用があり、免疫系のサポートや美肌効果が期待できるため、日常的に摂取したい栄養素の一つです。また、食物繊維も豊富で、消化促進や腸内環境の改善に寄与します。カリウムは体内の水分バランスを整え、高血圧の予防に役立ちます。その他、ビタミンE、葉酸、ビタミンB6、ビタミンK、マグネシウム、鉄、銅など、重要なミネラルやビタミンが含まれており、これらは総合的な健康維持に必要な要素とされています。

 グリーンキウイの栄養素充足率は非常に高く、日々の食事で不足しがちな栄養素を効率良く補うことができます。特に、生のまま食べることが推奨される理由は、加熱によって失われがちな栄養素を可能な限り保持するためです。さわやかな甘みと酸味のバランスが良く、サラダ、デザート、スムージーなど、様々な料理に利用されます。

 ヘイワード種のキウイは、世界のキウイフルーツ市場の70%以上を占めるほどの主力商品であり、一つの木からは年に800から1200個もの果実が収穫されることがあります。この生産性の高さもヘイワード種が広く流通する一因となっています。

 このように、グリーンキウイはその栄養価の高さ、独特の味わい、そして使い勝手の良さから、世界中の多くの人々に愛されているフルーツです。日々の食生活に取り入れることで、健康促進はもちろんのこと、料理の幅も広がることでしょう。