カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

2月4日 妊娠の日

 2月4日は妊娠の日。妊娠、出産についての情報、商品の提供を通じて出産を望む女性が望みどおりに未来を手に入れ、産後まで健やかな毎日を過ごしてもらおうと、妊娠前から出産後まで女性のサポート事業を行うジュンビー株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(2)(4)」の語呂合わせから2月4日とした。

十月十日

 妊娠といえば、十月十日(とつきとおか)と昔から言われていることから妊娠期間が10ヶ月と10日と思っている人がいるようだが、これは間違いで実際の妊娠期間はおよそ280日(9ヶ月と少し)。

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 十月十日(とつきとおか)とは、妊娠期間を表す伝統的な日本の概念で、満9カ月+10日で計算される出産予定日を指します。この計算は、太陰暦の下で1カ月を28日として数えたもので、古来より使用されています。現代でも、最終月経開始日から280日目を出産予定日とする計算方法が一般的ですが、これとの大きな誤差はありません。

 十月十日の概念は、妊娠の自然な周期と人間の体調を考慮したもので、現代の医学でも有効性が認められています。世界保健機構(WHO)においても、妊娠持続日数を280日とし、正常な妊娠期間としています。これには、排卵日に受精すると考え、受精日から266日後を出産予定日とする理由があります。

 この計算方法の背後には、妊娠の初期段階である最初の2週間は実際には妊娠していないという考え方があります。そして、14日目の排卵日に受精したとすると、280日-14日=266日となります。

 十月十日の計算は、個々の体調や生活習慣などによる排卵日の違いを考慮しており、予定日の前後2週間を正期産としています。これにより、母体と胎児の健康を最優先にした、柔軟なガイドラインが提供されています。十月十日は、日本の伝統医学だけでなく、現代医学においても、妊娠と出産のプロセスを理解し、支援する重要な基盤となっています。