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4月13日 水産デー

水産デー

 4月13日は水産デー。1933年に大日本水産会が制定した。

 日付は、1901年4月13日に旧漁業法が制定されたことから、4月13日とした。

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 日本の水産業は、国土が四方を海に囲まれた島国であることから、古くから発展してきました。日本の水産業は、その豊かな海洋資源を活用し、日本人の食文化や生活に深く根ざしています。日本の水産業は、漁業と養殖業の二つに大きく分けられますが、世界的に見ても高い技術力と持続可能な資源管理が特徴です。

 漁業では、沿岸部から遠洋まで、さまざまな種類の魚介類が捕獲されています。特に、マグロ、サバ、イカなどの遠洋漁業は世界的にも有名であり、日本の漁業技術の高さを示しています。また、沿岸漁業では、アワビやウニ、海藻など、地域特有の海産物が多く捕獲されており、それぞれの地域で独自の食文化を支えています。

 養殖業においても、サケやマダイ、ヒラメなど、多くの魚介類が養殖されており、特に技術力の高い養殖方法は世界的にも注目されています。近年では、環境負荷の少ない持続可能な養殖技術の開発が進められており、日本の養殖業は新たな段階へと進化を遂げています。

 また、地域経済や食文化にとっても大きな価値を持っています。地域ごとに特色ある海産物を活用した料理は、日本の豊かな食文化の一翼を担っており、これらを守り、育てていくことも重要な課題です。

 日本の水産業は、その長い歴史と伝統の中で、多くの課題に直面しながらも、技術革新と持続可能な資源利用に向けた努力を続けています。豊かな海の恵みを未来に引き継ぐために、持続可能な水産業の発展が、これからも求められていくでしょう。