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毎月13日 王様の食パンの日

食パン

 毎月13日は王様の食パンの日。朝食の食卓を家族でゆっくりと過ごして欲しいという願いから、「王様の食パン」を製造・販売している株式会社フランソアが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、トランプのキングが13であることから毎月13日とした。

食パンの豆知識

 食パンは山型をしたイギリスパンから派生したパンである。1862年に日本に入ってきたイギリスパンだが、今の四角い形で作られるようになったのは戦後、工場の機械の発達により大量生産するようになったことで、焼き型に蓋をすることにより低い熱量でも焼ける四角いパンが大量生産に向いていたためこちらが普及した。

 「食パン」は日本で生まれた造語で、その起源は諸説あるが、「主食用のパン」を略して「食パン」と呼ばれるようになったという説が最も広がっている。

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食パンについて

 食パンは、主に大きな長方形の箱型の型に生地を入れ、発酵させてから焼き上げられるパンの一種です。その特性から、薄く切ってトーストにしたり、さまざまな具材と組み合わせてサンドイッチにしたりすることが一般的です。

 食パンの形状は、主に「山型食パン(ラウンドトップ)」「角型食パン(プルマンブレッド)」「ワンローフ」のように分類されます。これらのパンは、18世紀頃にイギリスでカナダ産強力粉を原料として製造が開始されました。特に山型食パンは金型に入れて焼かれるのが特徴で、イギリスの植民地や食文化が世界に広がる過程で、ブリキの箱(tin box)で焼かれるパンも全世界的に広まりました。このことから、「ティンブレッド(tin bread)」という別名もあります。

 一方、日本式の食パンは英国の山形白パンやフランスのパン・ド・ミーなどに起源を持ちつつも、日本人の好みや利用法に合わせて食感、材料の比率、形状、焼き加減などが調整されています。これにより、独自の特性を持つパンが生まれ、日本語の語彙体系では他地域の類似したパンも「食パン」に分類されます。

 「食パン」という言葉自体は、日本での造語であり、主食用パンの略称とされています。また、菓子パンの対義語ともされています。

 食パンはその形状、用途、そして地域による特性から、多様な文化と結びつきながら世界中で広く愛されています。それぞれの地域が持つ独特の食文化や好みを反映させた形で、食パンは日々進化し続けています。その結果、食パンはただのパン以上の存在となり、朝食の風景や、ランチの一部、またはちょっとしたおやつとしての役割を果たすだけでなく、各国や地域の文化を象徴するアイテムともなっています。