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11月16日 いいいろ塗装の日

いいいろ塗装の日
引用元:日本塗装工業会

 11月16日はいいいろ塗装の日。ペインティングの正しい理解をより深めてもらおうと、一般社団法人日本塗装工業会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、いい(11)(16)」の語呂合わせから、11月16日とした。

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 塗装は、様々な素材の表面に塗料を施すことにより、美観の向上、物の保護、特別な機能の付与を行う技術です。主に建物、自動車、船舶、工業製品など、さまざまなものに適用されており、その用途は非常に広範囲にわたります。

 塗料の主な機能としては、以下の三つが挙げられます:

1. 保護機能:塗料は、塗装される物の表面に塗膜を形成し、紫外線、水、化学物質、機械的損傷から保護する働きをします。これにより、素材の腐食や劣化を防ぎ、寿命を延ばすことができます。

2. 美観付与:塗料は色や光沢を加えることで、対象物の外観を美しく装飾します。これにより、製品の市場価値を高めたり、建築物の景観を向上させたりする効果があります。

3. 特別な機能の付与:現代の塗料技術では、遮熱性、防火性、防音性、防汚性など、特定の機能を持たせることが可能です。例えば、遮熱塗料は建物の内部温度の上昇を抑えることができ、エネルギーコストの削減に貢献します。

 塗装のプロセスは、下地処理、塗料の選定、塗装方法の選択、実際の塗装作業、乾燥と硬化、最終検査というステップで構成されます。適切な下地処理を行うことは、塗膜の密着性と耐久性を保証する上で非常に重要です。また、塗料の種類や塗装方法を適切に選定することで、求められる機能を最大限に引き出すことが可能となります。

 塗装技術の進歩により、新しい素材や環境に優しい塗料の開発が進んでおり、さらに多様な機能が期待されています。例えば、環境負荷の低減を図る水性塗料や、有害物質の排出を抑える無機塗料などが開発されています。

 このように、塗装は単に物を美しく見せるだけでなく、保護や機能性の向上を図るための重要な技術であり、工業製品から日常生活に至るまで幅広く応用されています。

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