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~今日は何の日?~

4月22日 ダイヤモンド原石の日

ダイヤモンド原石の日
引用元:ウィキペディアより

 4月22日はダイヤモンド原石の日。ダイヤモンドの原石からその輝きを生み出すように、女性の人生を今日より明日へと輝かせることを提唱する日とするために、ジュエリーブランドであるTASAKI(田崎真珠株式会社)が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、4月の誕生石がダイヤモンドであることとダイヤモンド業界ではひとつのダイヤモンド原石を対に分けて磨く(ツインダイヤモンド)ことが通例のため、調和を意味する「2」の双子(ツイン)の数字である「22」を組み合わせて4月22日とした。

ダイヤモンドの豆知識

 純粋の炭素からなる鉱物で、天然の物質の中で最も硬く透明で光沢がある。語源はギリシア語の「アダマス(征服されない、屈しないという意味)」。漢字では「金剛石」と書く。4月の誕生石でもある。

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 ダイヤモンド原石は、その希少性や品質によって、大きく「ソーヤブル」「メイカブル」「ニアジェム」という三つのカテゴリーに分類されます。これらの原石は、地下深くで炭素が高温高圧の環境にさらされることによって生成され、長い年月を経て地表に現れます。原石の状態では、ダイヤモンド特有の輝きを放つことはなく、専門の加工を施すことで初めてその美しさが引き出されます。

 「ソーヤブル」は最も希少性が高く、高品質なダイヤモンド原石とされています。主にロシアやアフリカのナミビアなどから産出され、正八面体の形をしていることが特徴です。この原石からは立体的なブリリアント・カットなど、ダイヤモンド本来の美しさを最大限に引き立たせる加工が施されます。

 次に「メイカブル」は、ソーヤブルに次ぐ品質のダイヤモンド原石で、形状が不規則であることが多く、中には曇りがかっているものもあります。しかし、適切な加工を施すことで、ソーヤブルに近い品質の宝石に仕上げることができるため、非常に価値があります。

 最後の「ニアジェム」は、宝石に近い品質のダイヤモンド原石を指し、比較的低品質であるため、より手頃な価格で市場に流通しています。このカテゴリーのダイヤモンドは、価格を重視する消費者にとって魅力的な選択肢となります。

 ダイヤモンド原石は、加工前の状態ではその輝きを秘めており、磨かれることで初めてその真価を発揮します。原石の種類によって、その後の加工方法や利用可能な製品が異なるため、ダイヤモンドを選ぶ際には、原石の種類にも注目することが大切です。それぞれの原石には、その成り立ちや背景に豊かな物語があり、ダイヤモンド選びの楽しみの一つと言えるでしょう。