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6月22日 グラスタワーの日

グラスタワーの日

 6月22日はグラスタワーの日。日本中の結婚式やパーティーなどでグラスタワーイベントを行い、グラスタワーの認知度を向上させようと、埼玉県和光市でイベント事業などを手がける「Tower Crafts」を運営するシャンパンタワー職人の小泉智(こいずみさとる)氏が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、ジューンブライドである6月と、22日を「夫婦」と読む語呂合わせから、6月22日とした。

 感謝と幸せの象徴であるグラスタワーには日本古来の結婚式で行われる「水合わせの儀」と同じ意味合いがあるとも言われている。

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 シャンパンタワーは、特別なお祝いや結婚式などの華やかな場において、祝福の象徴としてしばしば登場します。その起源や由来は明確には記録されていませんが、シャンパンタワーが持つ象徴的な意味は、多くの人々に受け入れられ、愛されてきました。グラスを積み重ねていく形は「天に向かって感謝の祈りを捧げる」という意味を持ち、人々が神への感謝を表現する古来からの姿勢を象徴しています。

 シャンパンタワーの構造は、人生の歩みを一歩一歩刻むことを表しているとも言われています。それぞれのグラスは、人生の個々の瞬間や出来事を象徴し、それらが積み重なって一つの人生を形作っていく様子を表現しています。そして、タワーの頂点からシャンパンを注ぐ行為は、新郎新婦が共に歩む人生に幸福が満ち溢れることを願う、美しい儀式となっています。

 この儀式は、新郎新婦が二人で行うことによって、共同で人生を築いていく決意と、互いに支え合うという強い絆を象徴しています。シャンパンがグラスの一つ一つに満ちていく様子は、「幸せが満ち溢れるように」という願いを表しており、見る人々に感動を与えます。

 シャンパンタワーが持つ深い意味と美しいビジュアルは、お祝いの場をさらに特別なものに変えます。それはただの飲み物を注ぐ行為ではなく、感謝、祈り、そして未来への希望を込めた、心温まる伝統として受け継がれています。シャンパンタワーを眺めながら、その瞬間瞬間を大切に生きていくことの大切さを、改めて感じることができるでしょう。