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8月29日 オーガビッツの日

オーガビッツの日

 8月29日はオーガビッツの日。オーガニックコットンを通じてみんなで地球環境に貢献しようとの想いをこめて、繊維専門商社の豊島株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、プロジェクトが行っている慈善団体への寄付金の贈呈日であることと、8月の英語「オーガスト(August)」と「ニック(29)」で「オーガニック」と読む語呂合わせから、8月29日とした。

オーガビッツ

オーガビッツは、繊維専門商社の豊島株式会社が推進している、オーガニックコットンを通して、みんなで “ちょっと”ずつ地球環境に貢献しようという想いから始まった、社会貢献とビジネスを両立するプロジェクトです。
 「オーガビッツ(Orgabits)」はオーガニックコットンを通して、みんなで”ちょっと(bits)”ずつ地球環境に貢献しようという想いから始まりました。

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 オーガニックコットンは、化学肥料や農薬を使用しないで栽培されたコットンを指し、持続可能な農法に基づいています。これは、環境保護だけでなく、生産者の健康を守ることにも寄与するため、エコロジカルでエシカルな消費選択とされています。通常のコットン栽培が多量の農薬や水を使用することで知られる中、オーガニックコットンの栽培方法は、土壌と水源の汚染を大幅に減少させ、生態系と生物多様性を保護します。

 オーガニックコットンの生産過程は、農薬や化学肥料を使わず、土地を自然の状態に近づけた上で栽培を行います。これにより、土壌の健康が長期にわたって維持され、耕作地が持続可能な資源となり得ます。また、オーガニックコットンは手間がかかるため生産コストが高くなる一方で、その品質や肌触りの良さから、ファッション産業でも高く評価されています。

 具体的に、オーガニックコットンを使用する利点は多岐にわたります。第一に、アレルギー性が低く、敏感肌の人々にも安心して使用できることが挙げられます。また、環境への影響が少ないため、エコ意識が高い消費者からの支持を得やすいです。さらに、オーガニックコットンは、農薬を使用せずに育てられるため、作業者の健康を守りながら、持続可能な農業コミュニティを支援することにも繋がります。

 「ORGABITS」プロジェクトのような取り組みは、オーガニックコットンの利点を生かしつつ、その普及を目指すものです。このプロジェクトは、オーガニックコットンの使用を促進し、広く市場に普及させることを目標としており、ファッション性を損なわない範囲でオーガニックコットンを製品に取り入れています。これにより、より多くの消費者が日常的にオーガニックコットンを手に取ることが可能となり、環境への配慮を行いながらもスタイリッシュな選択が可能です。

 総じて、オーガニックコットンは単なる素材選択以上の価値を持ち、環境保全、農業の持続可能性、生産者の生活向上といった社会的課題に対する一つの解決策を提供します。消費者一人ひとりがこのような製品を選ぶことが、地球環境や社会に対して「ちょっといいこと」を広げることに繋がります。