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4月22日の誕生石　カメオ

　カメオは瑪瑙、大理石、貝殻などの素材に浮き彫りを施した装飾品で、その装飾的な価値から美術品としても珍重されています。カメオの中には、素材によってストーンカメオ、シェルカメオ、アクリルカメオ、メタルカメオなどと呼び名が変わるものがあります。デザインは多種多様で、女性の横顔や動物・花・建物などが彫られています。

石言葉

　カメオの石言葉は「愛のしるし、恋の告白」です。カメオはその精緻な彫刻が恋人たちの間でメッセージを伝える手段として使われることがありました。また、その美しい装飾が恋の感情を象徴し、愛の証とされてきました。

パワーストーンの効果

　カメオ自体が特定のパワーストーンとは言えませんが、彫刻される素材によってはその石の持つエネルギーが存在します。例えば、瑪瑙（めのう）を用いた場合、瑪瑙の持つ穏やかなエネルギーと安定感を感じることができます。

歴史

　カメオの歴史は古く、ローマ時代には既に存在していました。当時の貴族たちは、カメオを身につけることで権力と地位を示すことがありました。また、中世ヨーロッパでは宗教的な象徴としてのカメオが広く用いられました。

伝承

　カメオは古来より美と芸術の象徴とされてきました。その細やかな彫刻技術は芸術的な才能を象徴し、その持ち主に対する尊敬の意を示すとされています。

その他

　カメオはその素材によって様々な名前がありますが、「メノウカメオ」、「シェルカメオ」、「トルコ石カメオ」などがよく知られています。選ぶ際のポイントは、それぞれの素材が持つ独特の風合いや色彩、そして彫刻の細やかさといった美術的な価値を楽しむことです。

ウィキペディアより

　カメオとは、宝石やジュエリー、器などの物体に彫刻を施す技法です。ほとんどの場合、浮き出た（肯定的な）レリーフ（浮彫り）像が特徴で、背景とは対照的な色を持つレリーフ像を作るために、二つの対照的な色が出会う平面を持つ素材を慎重に彫刻していました。この技法では、彫像以外の最初の色をすべて取り除き、対照的な背景を残します。

　カメオの一種にカメオの象嵌（または硫化物）があります。これは、彫刻家が小さな肖像画を彫り、その彫刻から鋳型を作り、そこからセラミックタイプのカメオを作り出します。これをガラス製の物体、特にペーパーウェイトに封入します。これらは作るのが非常に困難ですが、18世紀末から19世紀末にかけて人気がありました。

　現代ではカメオという用語は色の対比がない物体に対しても非常に緩く使用されます。また、他の比喩的な用語が開発されています。

　古代やルネサンスのカメオは半貴石、特にオニキスや瑪瑙などから作られていました。これらは「硬石」カメオと呼ばれます。現代のカメオは、対照的な色の背景に彫刻されたレリーフ、例えば肖像画を設定することで制作されます。これはアセンブリ・カメオと呼ばれます。

　また、バンデッド（層状の）瑪瑙や層状ガラスなど、層または帯状の積層がある素材を使って、伝統的で困難な方法で直接カメオを彫り出すこともあります。色を強調するために染料を使うこともあります。多くの現代のカメオは層状瑪瑙に彫られ、色のコントラストを強めるために層を染色します。色を取り除くことで陰影効果を生み出し、とてもリアルで生命感のある像を作り出すことが可能です。