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4月28日の誕生石 キンバーライト(ダイヤモンド母岩)

4月28日の誕生石 キンバーライト(ダイヤモンド母岩)
ウィキペディアより

キンバーライトとは、ダイヤモンドを含む火成岩で、カンラン石と雲母を主要構成鉱物とします。非常に特殊な地球内部の環境、高温と高圧の下で生成され、地表に運ばれてきたものとされています。その名前は、南アフリカ共和国の北ケープ州の州都キンバリーに由来しています。キンバーライトはダイヤモンドの母岩であり、その一部からダイヤモンドの原石が産出されます。

石言葉

 キンバーライトの石言葉は、「あなたを守る愛」です。ダイヤモンドがキンバーライトから形成されることから、最も強く、純粋な愛情を象徴するダイヤモンドの母岩であることから、この石言葉が付けられました。この石から生まれたダイヤモンドが永遠の愛と誠実さを象徴するように、キンバーライト自体も強い保護と無償の愛を表現しています。

パワーストーンの効果

 キンバーライトはパワーストーンとしても用いられ、特に人間関係を良くする効果があるとされています。異質なものを包み込む力を持つキンバーライトは、個々の違いを受け入れ、調和を促進する力があると言われています。また、持つ人に安定感と信頼感を与え、自己確認と自己啓発を助けるともされています。

歴史

 キンバーライトは、19世紀に南アフリカのキンバリーで初めて発見されたことからその名がつけられました。その後、世界各地で発見され、特にロシア、ボツワナ、コンゴ民主共和国、オーストラリア、南アフリカ共和国などが主要な産地となっています。キンバーライトが産出する地域は、ダイヤモンドの主要な産地となることが多く、その存在がダイヤモンド鉱床の探索に大いに役立っています。

伝承

 キンバーライト自体には特定の伝説や伝承はありませんが、ダイヤモンドの母岩という特異な役割から、古代の文化では神秘的な力を持つ石として扱われることがありました。例えば、古代インドではダイヤモンドは不死性と力の象徴とされ、キンバーライトはそれらを産む母として神聖視されていました。

その他

 キンバーライトは、「雲母橄欖岩」とも呼ばれます。なお、ダイヤモンドはキンバーライトと共に地表に運ばれることが多く、このプロセスは地震や火山活動などの地殻変動によって起こります。地球表面まで運ばれたダイヤモンドは、キンバーライトから抽出され、その後、多様なカットが施されます。春らしく花をモチーフにしたカットのダイヤモンド、例えばフィアー・ローズ・カット、シニア・カット、マリーゴールド・カット、サンフラワー・カットなどが存在します。